今回はノベル板ゲムヒロ二期との連動番外編になります。
とは言っても自分が勝手にやってるだけのやつですが…
ちなみに闇堕ち描写あるのでご注意を。
準備が出来たら、Let's本編!
少し時を飛ばさせてもらうが、"彼女達"がこの星に来た頃。
もしくは、"笑う二つ頭"が解放されてしまった頃。
ギャスピオンは、背から四つの目に見られていた気がした。
ギャスピオン
どうせここはずっと夜だ。暗くて当然なのに何故か聞いてしまう。
誰も居ないと誰が確信したのかは知らないが、暗闇の先に確かに二つ頭がいる
まるで、ギャスピオンを待っていた?かのように。
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
ギャスピオン
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
二つ頭は、見覚えのある者達の写真を見せてきた。
"彼女達"、いや…
GAME HERO GIRLS だ。
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"何度も努力したって、彼女達には届かない" "だって、貴方は選ばれたんじゃない"
"彼女達からすれば、貴方はヒーローなんかじゃないんですよ?"
ギャスピオン
ついに、ギャスピオンは現実を目の当たりにしてしまった、
自分は、ヒーローなんかじゃないと。
そう願ったのは自分自身なのに、どこか虚しい気持ちになる。
あの日も、偶然取引先に居合わせた彼女達を助けてやった。
それなのに、どうしても心が空虚になっていく。
まるで、ぬいぐるみの綿が全て抜かれてしまったような、そんな気分に。
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
空虚になりつつある心が、己の願いを否定し始める。
自分がヒーローじゃないのなら自分は一体何になりたかったんだ。
ああ、己が憎い。こんな自分が嫌いになる。
考えることなす事、支離滅裂になっていく。
もう自分に嘘をつきたくないとか、そんな事考えたくない、もうどうにでもなってしまえ。
いつしかこの取引は成立してしまったようで、 ギャスピオンは黒く濁りそうな目で二つ頭の手を取る。
ギャスピオン
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
ギャスピオン
二つ頭の手が、ギャスピオンの胸元にスッと吸い込まれる。
彼の枝をアレコレ弄り、無理やり黒い木の力を引き出していく。
空虚になりつつあったギャスピオンは、ちょっとずつ正気を失っていく。
己が誰だか、もう分かりはしない。
でも、こんな黒く濁った目を誰にも見られてない辺りは良かった。
貴方は貴方のままで居ればいいって、二つ頭が言っていたから。
まだ、完全に黒く染まった訳ではないが。
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
"笑う二つ頭"
正気を失ったギャスピオン
正気を失ったギャスピオンは、理性を失って虚ろな目を奇形と化した両腕に向ける。もう、己が己と認識できない。
その夜、夜の街に咆哮が響いたらしい。
夜の王として君臨していたヴィジランテが、 ヴィランになってしまった瞬間であった。
正気を失ったギャスピオン
だけど、彼女達は後々に起こる悲劇を知らない。
バドルス
バドルス
バドルス
バドルス
人としての証明である赤い花蜜が黒く染まった蜜となって、 銀と偽る鉄の頬にかかってしまう。
人ではないものなのに、その目に見えたのは何だったのかは…
深淵の様に、あの木の様に、どんな眩しい光でも 絶対に届かないほど真っ黒で虚ろな目が。
わざと焦点を合わせずに"こちらと彼女達"を見ていた。