ポタ・・・ポタ・・・
もうどれほどの月日が流れただろうか
朝日(アサヒ)
(イタタ・・・)
朝日(アサヒ)
(きれいに切れた)
朝日(アサヒ)
(またリスカしちゃった)
朝日(アサヒ)
(僕・・・生きてるんだ)
大好きな双子の弟が死んでから
僕はとてもとても生きているのがつまらなくなった
「生きてる」って感じがしなくなった
すべてめんどうくさい
朝日(アサヒ)
もう0時か
朝日(アサヒ)
寝よう
チュンチュン・・・
夕日(ユウヒ)
朝日ー起きろー
朝日(アサヒ)
後・・・五分・・・
夕日(ユウヒ)
だーめ!
夕日(ユウヒ)
仕事仕事!
朝日(アサヒ)
ふわぁーおはよー
夕日(ユウヒ)
おはよう
夕日(ユウヒ)
今日俺らの誕生日だから
夕日(ユウヒ)
夕飯海鮮丼
朝日(アサヒ)
早く仕事終わらせとくね
もう会えないんだ
夕日には・・・もう・・・
ガバッ
朝日(アサヒ)
ハァ・・・ハァ・・・
朝日(アサヒ)
ゆ、ゆ・・・め?
朝日(アサヒ)
(ポロッ)
朝日(アサヒ)
うぅ(泣)
朝日(アサヒ)
死にたい
朝日(アサヒ)
死んで・・・夕日に・・・会いたい・・・
あいつ以外に生きる理由なんて無い
小さいころは一緒に虐待され
大人になってからは親と会っていないが
人が怖い僕は友人も恋人も作っていない
夕日に会いたい
朝日(アサヒ)
そうだ・・・もう・・・いいや・・・
数分後
朝日(アサヒ)
グビッ
バタッ
朝日(アサヒ)
(苦しい)
朝日(アサヒ)
(後・・・ちょっと・・・)
どんどん意識が離れていく
朝日。今日も生きててえらいな!(^^)
朝日(アサヒ)
(もうすぐ行くよ)
朝日(アサヒ)
(夕日・・・)
END