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少女が取り出したのは
一本の刃物だった
黎
コウ
僕とコウはギョッとした
しかし、刃先は僕らではなく
少女自身が自身の首元へと向けた
黎
僕は慌ててそれを少女から取り上げた
少女の首は少し傷つき、血が流れた
黎
???
???
???
???
???
???
???
???
???
コウ
黎
黎
黎
黎
黎
コウ
黎
コウは少女を黙って見ていた
僕が再び声をかけようとすると
コウは少女の首筋から流れる血を
自身の指につけて、なめ始めた
黎
コウ
コウは少女を抱えて、走り始めた
黎
僕もあわてて、彼を追いかけた
少女はそれでも一切顔を変えずに
抱きかかえられている
???
黎
コウ
黎
コウ
コウ
黎
コウ
黎
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
コウ
黎
<コウ視点>
オレはその女を抱えて川の中に入った
女は水の冷たさでか
身体を震えさせた
コウ
コウ
コウ
オレは傷口から出る血を操った
ちょうど黎が入れ物を持ってきてくれた
黎
コウ
毒と血を分けて、血を女の身体に戻す
しばらくすると身体の毒は抜けた
コウ
女はオレの身体に身を預けて寝ていた
小さな寝息が聞こえる
コウ
黎
黎
黎
黎
黎
黎
コウ
パチパチ
火を囲いながら
オレと黎は器に入った毒を見ていた
オレはその毒を少し指につけてなめる
そして、すぐにそれを吐き捨てた
コウ
黎
黎
コウ
黎
そういいながら、黎は火にかけている鍋に食材を入れて
グツグツと煮込んでいる
コウ
コウ
黎
黎
黎
黎
コウ
コウ
コウ
黎
黎が悩んでいると
オレの横で寝ていた女が目を覚ました