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紺黄
僕の世界には両親はいません。
消えてしまいました。
あの日を境に。
一瞬にして、僕は闇のどん底に突き落とされたのです。
正直もう、全てがどうでも良かった。
目に入る景色全てに絶望し、何度も目をつぶりました。
だけど。本当は逃げたくはない。
1両編成の電車の行き先
真っ白な進路希望の用紙
両親の宝物のこの旅館
僕の世界に興味を持ったのは
君のせい
僕の世界の素晴らしさを知ったのは
君のおかげ
ありがとう。
千代さん(女将)
りょう
りょう
千代さん(女将)
りょう
りょう
『菊の間』は両親が1番気に入っていた部屋。
お客さんが居ないと、両親と僕と千代さんの4人は菊の間でご飯を食べていた。
両親が死んでからと言うもの、千代さんは僕の両親と話せる気がすると、よく菊の間で独り言を言うようになった。
りょう
幼い頃から面倒を見てもらっている千代さんは、普段は口うるさいが菊の間にいる時だけ、穏やかな口調になる。
千代さん(女将)
千代さん(女将)
りょう
りょう
バンッ!!!
りょう
りょう
千代さん(女将)
千代さん(女将)
りょう
千代さん(女将)
女の子
千代さん(女将)
りょう
千代さん(女将)
りょう
りょう
女の子
りょう
りょう
女の子
りょう
りょう
女の子
この時、初めてその子と目があった気がした。
彼女の瞳は、何処と無く僕と同じ気がした。
何処と無く…
色素がない気がした。
これが、僕と君の出会い。