TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
【LINE295】超絶シスコンな義兄が妹が嫌がってるのに気付かず、俺に嫌がらせばかりを

一覧ページ

「【LINE295】超絶シスコンな義兄が妹が嫌がってるのに気付かず、俺に嫌がらせばかりを」のメインビジュアル

【LINE295】超絶シスコンな義兄が妹が嫌がってるのに気付かず、俺に嫌がらせばかりを

1 - 【LINE295】超絶シスコンな義兄が妹が嫌がってるのに気付かず、俺に嫌がらせばかりを

♥

15

2023年02月10日

シェアするシェアする
報告する

ジョウ

おい!リク!

ジョウ

アイは今何をしている!?

ジョウ

アイは元気なのか!?

ジョウ

早くお兄様の俺に教えろ!!

リク

ちょっと、お義兄さん?

リク

朝からなんですか?

リク

アイに何か御用ですか?

ジョウ

はぁ!?

ジョウ

用があるから連絡してんだろうが!

ジョウ

察しろよドアホがw

リク

いきなりドアホと言われましても…

リク

俺に何か言う前にアイに連絡したらいいんじゃないですか?

ジョウ

う、うるせぇ!!

リク

それで、アイに何か御用なんですか?

リク

本題に入らないようなら会話を終了したいのですが…

ジョウ

だーかーら!

ジョウ

アイはどこに居るんだって聞いてんの!

ジョウ

俺とアイは別なところに住んでるんだから

ジョウ

毎日何してるか気になるんだよ!!

リク

アイは仕事中ですよ。

ジョウ

はぁ!?!?

ジョウ

アイが仕事してるってなんだよ!!

リク

当たり前じゃないですか!

リク

社会人なんですから。

ジョウ

社会人だとしてもアイは女の子だぞ!!

ジョウ

女に仕事をさせるなんて許さない!!

ジョウ

お前だけが働いてればいいじゃないか!

ジョウ

大手企業勤めなんだからそれくらいの稼ぎはあるんだろ〜?

リク

もちろん働いてはいますが…

リク

アイは自分で働きたいと言って働いているんです。

ジョウ

そんなわけない!!

ジョウ

女の子はみんな専業主婦を希望するもんだろ!?

リク

全員が全員そうとは限りませんよ。

リク

アイは自分の希望した職種についているんですから。

リク

誇りを持って仕事をしているんですよ!

リク

アイの人生にこれ以上口を出さないでください!

ジョウ

本当にいい加減にしろよ。

ジョウ

お前のせいでアイは俺の言うことを聞かなくなったんだ!

ジョウ

お前さえ居なければ…

ジョウ

覚えておけよ…

リク

何をするつもりですか?

リク

本当お義兄さんの愛は歪んでますね。

リク

寒気がしてきますよ。

リク

アイの旦那としてはっきり言わせてもらいますが、

ジョウ

あ?なんだ?俺に逆らうのか!?

リク

アイはお義兄さんからのつきまとい行為をかなり嫌がっていますよ。

リク

これまで高校や大学に頼まれてもいないのに押しかけて、

リク

10個も年下の男子生徒に「アイに近づくな!」と虚勢を張って

リク

その上、当時アイが働いていたバイト先にまで乗り込む始末ですもん。

リク

こんなことしたらいくら実の兄でも

リク

嫌われるのは当然ですよ。

ジョウ

嘘だ!好き勝手言うな!

ジョウ

お前の言うことなんて信じないからな。

ジョウ

どうせアイはお前に言いくるめられているだけなんだから!

リク

あぁ、そうですか。

リク

もう勝手にしてください!!

ジョウ

ほーいw

ジョウ

言われなくても勝手にしますよ〜w

ジョウ

俺に逆らったこと後悔させてやるよw

〜その直後〜

リク

アイ今いいか?

アイ

お疲れ様ー!

アイ

休憩入ったから大丈夫だよ!

アイ

どうしたの?

リク

あの、お義兄さんのことなんだけど…

アイ

え!?

アイ

また何か言われたの!?

アイ

せっかく私が実家を出て解放されたと思ったのに…

アイ

何でうちの兄貴ってこんなに私に執着しているのかな?

アイ

小さい時からずーっとこうだからさ。

アイ

私ももううんざりだよ。

リク

そうだよね。アイの方が辛いよな。

リク

ちょっと相談があってラインしたんだ。

アイ

あ!そうだったね。ごめん。

アイ

どうしたの?

リク

お義兄さんって仕事辞めてからどれくらい経ってるんだっけ?

アイ

ん〜大体5年くらいかな?

アイ

私がまだ大学生の頃の話だったからね〜

リク

約5年間はニートってこと?

アイ

そうなるね…

アイ

お母さんとお父さんが何を言っても聞かないみたいで、

アイ

仕事の話をすると暴れて手がつけられないんだってさ…

アイ

だからといって追い出すわけにもいかないみたい。

リク

そりゃそうだよな。

リク

ニートとはいえ自分の息子だし…

リク

どうにかしたいって思うのは当然だよなぁ。

アイ

お母さんもお父さんももういい歳だからさ、

アイ

兄貴が暴れると止められないみたいなんだよね。

アイ

たまにお母さんと電話で話すと

アイ

どうしたら良いのかっていつも頭を抱えているよ…

リク

それがさ、どうにか出来る方法があるかもしれないんだ。

リク

実は…

リク

お義兄さんにピッタリの職場を見つけたんだよ!

リク

まぁ俺の会社の社長の紹介なんだけどさ…

リク

住み込みの土木会社なんだよね。

リク

どうかな?

アイ

めっちゃ良いかも!

アイ

実家にいると甘えちゃうし、兄貴は家から出るのが一番だよね!

アイ

リク、色々考えてくれて本当にありがとう!

アイ

これならお母さんとお父さんも楽になるだろうし!

アイ

早速話をしてみるね!!

リク

ありがとう!

リク

来週の日曜日、俺1人で義実家に行くことになってたでしょ?

リク

その時に俺から直接話をしようかな?

リク

それでも良い?

アイ

あ!そうだったね!

アイ

分かったよ!よろしくお願いします!

〜日曜日〜

リク

おはよう。これから義実家に行ってくるよ。

アイ

ありがとうね。

アイ

実家近くのコンビニの駐車場で待機して、

アイ

会話聞いて待ってるから!

アイ

何かあったら迎えに行く!

リク

分かったよ。ありがとう。

リク

何かあると思うけど、その時はよろしく!

〜日曜日〜

ジョウ

www

ジョウ

お前面白すぎるってw

ジョウ

あの時の顔思い出しただけで吹き出したわw

ジョウ

あ〜笑いが止まらないww

リク

お義兄さん。真剣な話があると言って庭に呼び出して、

リク

いきなり泥水をかけるってどういうことなんでしょうか?

ジョウ

前に忠告したよなぁ?w

ジョウ

なのにお前ときたら!

ジョウ

いつまでも俺に逆らい続けるばっかりで

ジョウ

反省する素振りすら見せないなんて!

ジョウ

泥水をぶっかけられて当然だろ〜?

リク

久しぶりに義実家に来てみたら

リク

こんなことをされるなんて…

リク

流石に俺でも我慢の限界です。

ジョウ

庭に溜めてた泥水がこんなことに役立つとはな〜w

ジョウ

服も髪も全部びしょ濡れになったよなぁ!?

ジョウ

そんな状態で俺の家に入ってこれねぇだろw

ジョウ

泥水をかけられてからすぐどっか行ったみたいだけど、

ジョウ

2度と戻ってくんなよ〜w

ジョウ

次来る時はアイだけ連れてきてなw

リク

あなたには会いませんよ。

リク

アイとも話し合って決めたことですから。

ジョウ

アイと話し合った?

ジョウ

なんのことだ?

リク

俺は今後一切、お義兄さんに会うことはありませんということです。

ジョウ

おー!そうかそうか!

ジョウ

俺はアイに会えればそれでOKだぜ〜!

リク

あぁ。1つ言い忘れていましたが、

ジョウ

なんだ?さっさと終わらせてくれよ〜

リク

アイも今後一切お義兄さんに会わないそうですよ。

ジョウ

へ…?何言ってんだ…?

ジョウ

アイちゃんと俺は2度と会えない…?

リク

そういうことになりますね。

ジョウ

無理無理無理!!

ジョウ

アイちゃんに会えないとかマジで無理だから!!!!

ジョウ

嫌がらせの仕返ししてるだけだろ?

ジョウ

お前が勝手に言ってるだけなのは分かってんだよw

リク

残念ながら、俺が勝手に言っているわけではありませんよ。

リク

アイが言ったことをそのまま伝えているだけです。

ジョウ

え、じゃあ…さっきのって…

ジョウ

アイちゃんの本心…?

ジョウ

てかなんでそんなことになってるわけ!?

ジョウ

俺とお前が会わないのは分かるけど、

ジョウ

俺とアイちゃんまで会わなくなるのはどう考えても変っしょ!

リク

そうですか?

リク

自分の旦那が兄に嫌がらせをされているんですよ?

リク

兄に対して嫌悪感を抱くのは当然かと思いますが…

ジョウ

嫌がらせされてるってアイちゃんにチクったのかよ!

リク

チクったってw

リク

小学生でもあるまいしw

リク

人聞きの悪いこと言わないでくださいよw

リク

アイは俺の隣に居ますし、

リク

なんなら、俺が泥水かけられたとこも見てましたしw

ジョウ

はぁ?

ジョウ

見られてたって…

ジョウ

アイちゃんは実家にいたのか…?

リク

違いますよ。

リク

お義兄さんが送ってきたラインを見て

リク

何かやらかすことは確実かなと思ったので

リク

アイと2人で対策を練ったんですよ。

ジョウ

対策…?

リク

はい。

リク

実は…

リク

アイと通話したまま義実家に行ったんです。

リク

お義兄さんが何かやらかしそうなタイミングを見計らって

リク

アイは義実家の庭が見える位置に待機していました。

リク

俺に対して泥水をかけたところは

リク

アイがばっちり写真に収めてくれているんですよ。

ジョウ

へ…?

ジョウ

え、全然理解が追いつかない…

ジョウ

俺がリクに泥水をかけたところをアイちゃんが撮影してて…

ジョウ

嫌がらせの証拠が撮れたと…

リク

はい。その通りです。

ジョウ

それを何に使うつもりなんだ…?

リク

あーそこまでは考えが至らなかったんですね。

ジョウ

わかるわけねーだろ!

リク

それでは教えましょう。

リク

俺の会社の社長の知り合いに、土木会社の社長さんがいるんですよ。

ジョウ

お前の会社の社長?土木会社?

ジョウ

それと写真になんの関係があるんだよ。

ジョウ

まさか、俺を働かそうとしてんじゃないだろうな〜w

ジョウ

お前にそんなこと出来るわけないだろうけどな〜w

リク

その通りですよ?

ジョウ

へ?

ジョウ

えぇ!?

リク

土木会社の社長さんがお義兄さんのこと引き取ってくれるみたいで!

リク

よかったですね!引き取り手があって!

ジョウ

はぁ!?

ジョウ

ふざけるなよ!!

ジョウ

なんでお前が勝手に決めるんだよ!

リク

あ!ちなみに!

リク

住み込みの職場なんで実家は出ることになりますからね!

ジョウ

へ!?

ジョウ

そんなの無理だって!!

ジョウ

アイちゃんに会えなくなるじゃないかよ!!

リク

アイも俺も2度とお義兄さんに会わないって言ってるじゃないですか。

リク

それに私はアイや義両親の決断に従ったまでですから。

ジョウ

アイちゃんが俺を働かせようとしているということか…?

ジョウ

そんな…

リク

そうですよ。

リク

そもそもアイはあなたのこと嫌いなんですよ。

リク

鬱陶しい兄貴としか思っていません。

ジョウ

え…

ジョウ

そんなわけないだろ!!

ジョウ

絶対に信じないからな!!

リク

信じないのは勝手ですが…

リク

俺が泥水をかけられたのを見て、

リク

義実家に乗り込みにいきそうなレベルでキレてましたよ。

リク

ひとまず気持ちを落ち着かせてもらっていますけど…

ジョウ

そんな…優しいアイちゃんがキレるなんて…

アイ

兄貴。私、アイだけど。

ジョウ

え!!アイちゃんか!?

ジョウ

ずーっと連絡なしでお兄ちゃん寂しかったぞ〜

ジョウ

アイちゃんそろそろ目を覚ませって!

ジョウ

こんなクソ旦那よりも俺の方が頼り甲斐があるじゃないか!

ジョウ

アイには俺だけいれば十分だよな!?

アイ

あなたと話したくないから

アイ

リクに携帯を借りてこれ打ってるんだけど

アイ

いつまでそんなことを言ってるの?

アイ

私はあなたに対して気持ち悪いという感情しか持っていないのに。

アイ

それを理解せずに自分の気持ちだけを押し付けようとするなんて。

ジョウ

へ…?

ジョウ

アイちゃん…?

アイ

あんたみたいな兄貴はいらない。

アイ

もう2度と私の周りをうろつくな!!

ジョウ

そんなぁ…

ジョウ

アイちゃん〜

ジョウ

そんなこと言われたらお兄ちゃん悲しいよ〜

ジョウ

あ!分かった!

ジョウ

じゃあ俺仕事頑張るから!

ジョウ

アイちゃんも同じとこで働いて、同じ家に住もうよ!

ジョウ

そうすれば俺はアイちゃんと一緒にいれるし!

ジョウ

みんな幸せになるよな!

ジョウ

ついでにリクとは離婚しな!

アイ

はぁ。いい加減にしろよお前。

アイ

問題点はそこじゃねーって気づけよ。

アイ

クソッタレが。

ジョウ

あ、あの…

ジョウ

アイ…ちゃん…?

ジョウ

そんな怖いこと言わないでよ…

ジョウ

アイちゃんってば!!

ジョウ

お兄ちゃんのこと見捨てないでよ!!

ジョウ

あれ、黒い車が…

ジョウ

俺の方に向かってくる…なんだ?

リク

お迎えが来たみたいですね。

リク

お義兄さん仕事頑張ってください!

〜後日談〜

リク

こうして義兄は無事にニートを卒業しました!

リク

義両親やアイにはかなり感謝されましたが

リク

俺はあくまでも仕事先を紹介しただけで

リク

実際に動いてくれたのは土木会社の社長さんでした!

リク

強面な社長さんに連れ去られ、半泣きの義兄。

リク

大好きな妹のアイにも嫌われ、義両親にも見捨てられ

リク

孤独ながらも頑張って仕事をしていると社長さんから聞きました。

リク

俺とアイは義兄のしつこいライン攻撃から解放され、

リク

やっと新婚生活を満喫出来るようになりました!

リク

義両親やアイと別な土地に引っ越す計画も出ているので、

リク

俺も義兄を見習って、仕事頑張っていかないとな〜と思っています!笑

この作品はいかがでしたか?

15

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚