TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

関東詰め

一覧ページ

「関東詰め」のメインビジュアル

関東詰め

13 - なんなんだこれ

♥

614

2023年10月21日

シェアするシェアする
報告する

埼玉

ふいー...

埼玉

なーんでこんなに寒くなってんの...

段々気温が下がってきて、夜は半袖だとマジで死にそうになってきた

ずっと散歩で歩いてきたから、ここがどこか分からなくなって、スマホで確認してみる

埼玉

ゲッ...

埼玉

ここ千葉だったの!?

気付いたら千葉まで歩いてきていたみたいで、認識した途端ドッと疲れを感じた

埼玉

もう県内まで帰るのは明日にしようかな...

ホテルの一室くらいなら空いてるだろう

埼玉

うえ、待ってこれ大丈夫だよね?

スマホでホテルまでの道を調べて、その出てきた地図通りに歩いてきてるのだが...

埼玉

間違ってないよね...?

千葉なんて全然来た事無くて...いや、そもそも自分の県以外そんなに知らなくて

とんでもない後悔と不安に襲われていた

埼玉

ん?

埼玉

あれ、人が来る...?

すると奥の方から足音が聞こえてきた

2人分...かな...?

埼玉

道聞けるかな...

その奥からくる2人に道を聞こうと思ったのだが

なんだろうか、直感で隠れた方がいいと思ったんだ

こういう突然来る直感に従って悪い思いをした記憶は無いし、きっと大丈夫

埼玉

ここら辺からなら...

埼玉

よし、ギリギリ見える

なるべく音を立てないようにして、さっきの通路をじーっと見つめる

埼玉

ん〜...?

埼玉

あ、1人来た

通路の方に見えたのは身長低めの...あれ?

埼玉

千葉...?

通路に見えたのは間違いなく千葉だった

埼玉

え?あいつ何してんの?

埼玉

ま、まぁいいや、道聞きに行こ...

通路に戻ろうとしたら、もう1人来た

埼玉

そうだった...もう1人いるんだった

もう1人の方は小太りしている中年のおじさん

埼玉

お金持ちそうだな...

埼玉

え、じゃあマジであいつ何してんの?

何だか不思議な気分

多分、このままホテルに着いてもモヤモヤして寝れないと思う

埼玉

尾行してみるか...

もしバレたらヤバいだろうけど...

正直影薄いからなんとかなると思う(泣)

埼玉

ん?

埼玉

どこかに入ろうとしてる...?

ずっと後をつけていたら、1つの建物の前で止まった

埼玉

あ、入った

その建物が何なのか確認すると

埼玉

はぁ!?ラブホじゃん!!

ラブホテルだった

埼玉

え、待って?はぁ?

埼玉

え、...え?

思考が追い付かず、訳が分からなかった

埼玉

...あ

辺りを見回してみると、目的だったホテルが見えた

もうホテルで寝てこんな事忘れよう

嘘だったんだよ

東京大好きっ子な千葉が...あんな...あんな...

翌日

埼玉

全然寝れなかった...

やはり昨日の事が気になり、全然眠れなかった

埼玉

マジでなんなの...

埼玉

誰かに...言うべきかな...

誰かに言うならやはり東京?

いや、神奈川君かな

茨城くんでも...

埼玉

...うーん...

千葉

あれ?埼玉じゃん!

埼玉

うぇあ!?

後ろから突然話しかけられたかと思ったら、まさかの千葉だった

千葉

やっぱりね

千葉

県内に僕以外の都道府県が1人いるなーって思ってたんだ

千葉

埼玉だったんだね

埼玉

あ、あぁ...うん

何だか雰囲気がいつもと違う気がする

なんというか...いつも千葉はメスガキみたいだけど

大人びてる...というか...

千葉

何しに来てたの?

埼玉

ん、えぇっと...

埼玉

さ、散歩してたら迷っちゃって

千葉

そうだったんだね

千葉

連絡してくれれば良かったのに

埼玉

い、いやぁ...その...

埼玉

め、迷惑かなーって

千葉

ふふ、別にいいよ

千葉

僕達同じ関東地方でしょう?

千葉

助け合いしなきゃ

埼玉

あ、あはは

埼玉

そうだね...

千葉

それじゃあ、もう帰れる?

埼玉

う、うん!

埼玉

大丈夫!

千葉

なら良かった

千葉

それじゃあ、僕はここで

埼玉

じゃ、じゃあね!

やっぱり違ったよな...

それに...

さっきチラッと見えたのは..鬱血痕...だよね...?

この作品はいかがでしたか?

614

コメント

3

ユーザー

〇〇視点とかそんなに好きじゃ無かったんだけど面白いな… 千葉マジでどうしたんだ、チーバくん派遣の時か?

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚