5人の過去は ＿ 。

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ぼんさんと離れた後 銃が撃たれる 。それが 戦いの幕開け 。 敵が寄ってきて 1人じゃ倒しきれんかも そんな事考えて 。どんどん敵を刺していく 。 あー 、いつになったらこの国は平和になるんやろ 5年後 ? 10年後 ? それとも俺が死ぬ頃 ? いや~ 、死ぬ頃には 悪が居ない世界になってほしいな 。 … ってあれ ?? 汗

バンバンッ

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ｶﾞﾁｬﾝｯ

ずばばばっと切れる長いナイフ 。 これは確か … 誰かに貰ったはず 。 きっと自分では買ってない 。 そもそも武器とか普通のナイフだけでいいと思ってたし 。 とりあえず おらふくんを助けないと 。

ｶﾞﾁｬﾝｯ

10分後

… ｢｢｢あ｣｣｣

🍌の部屋

月乃家はこの国でトップ10に入る程の権力を持っている家系。 月乃 碧 と言う男に 俺の母親は殺された。 といっても、理由はしょうもないことだ。 そしてつい最近、おらふくんに言われた。 ｢俺の親が、凜月の親を殺した。｣と。 別になんとも思わなかった。 もう、どうでもよかったし。 でも、おらふくんはなんで権力のある家系から逃げて此処に来たんだろう。

事の始まりはちっぽけな事だったはず。 でも…でも、思い出せない。 記憶が曖昧すぎて、なにもかも。 大切だった友達とか、よく話してくれる大人とか。 誰が誰だか覚えてないし、なんなら名前すらも。 でも、前咄嗟におらふくんの事を瑠衣くんって呼んじゃった。 瑠衣…るいってだれだっけ？ そもそもるいなんてひとともだちにいたっけ？

縺ｾ縺?諤昴＞蜃ｺ縺帙↑縺

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ガチャ パタン

ー！ー

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母さんは 俺の目の前で殴られ、蹴られ。散々だった 。 騎士に抱えられ その場から離された時には 母さんの目に光はなく 、もう既に … 瑠衣くんと目が合った時 俺は気を失った 。 そして 起きたら記憶がなくなっていて その時は 自分の名前すらも忘れかけていた 。 母さんと父さんが残してくれた 大切なたからものなのに 。

思い出せば思い出すほど涙が溢れる 。 あんなに俺の事を大切にしてくれてた瑠衣くんの事も 母さんがなんで死んだのかも 全部忘れてて … 母さんの死因は噂話でほんとか分からなかったけど もう これで嘘紛れもない真実になった 。 …… おらふくんに …いや 瑠衣くんに 謝らなきゃ 。

⛄️視点

凜月に出会ってから約2週間。 まだ凜月の記憶は取り戻せてない。 なあ いつになったら思い出してくれるん ? 俺 まだ 凜月に 好きって伝えられとらんよ …… 。 小さい頃から純粋で単純な凜月がだいすきで いつの間にか友情から愛情に変わっとった 。 でも凜月は俺を避けるようになって 次第に俺も凜月を避けるようになった。

凜月の家族と俺の家族が喧嘩して 凜月の母さんが殺された時 俺は 父さんを止めようとしたんだ 。 やめろ って 。でもだめだった 。 凜月も 凜月の母さんも救えなかった 。 父さんは俺に向かってこういった。 こんなダメ親 、死んで当然だと 。 星夜 真衣は ただのクズだ !! って 。

俺は言い返した 。 ｢ ふざけんな !! 勝手に人殺して 勝手に決めつけて !! 俺が求めてた月乃は こんなんじゃない !! ｣ って 。 そんな言葉なんか無視して父さんは消えた 。 いまは行方すら分からないけど 俺は父さんにあったら 刑務所にぶっ込むつもり 。 罪を償うまで 俺は父さんを許さない 。 人の命を奪っておきながら あの態度 。 思い出すだけで腹が立ってくる 。

… 凜月も記憶を思い出したら "また"俺の事嫌いになるんかな 。

ﾊﾞｺｰﾝｯ （ ドアが思い切り開かれる音