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メリー
私メリーさん。
メリー
今日は折り入ってあなたにお願いがあるの。
奏
いきなり何？
奏
また脅かす系なら拒否な
メリー
私メリーさん。
メリー
実は全国チェーンの某コーヒーショップに行きたいの。
奏
行けば？
メリー
私メリーさん。
メリー
噂だとメニューが呪文のようで初心者には訳がわからないらしいの。
奏
で？
メリー
私メリーさん。
メリー
そこで私が初心者っぽく見えないように
メリー
あったかくて甘くて美味しいドリンクを飲める呪文を教えてほしいの。
奏
把握
奏
でもそんな義理なくね？
メリー
私メリーさん。
メリー
ドリンクが飲めないなら代わりにあなたを飲んでもいいの。
奏
怖えよ！
奏
飲むって何！？食べるじゃなくて？
奏
いやそれでも怖えけども！
メリー
私メリーさん。
メリー
どっちがいいかはあなたにお任せするの。
奏
しょうがねえから教えてやるよ
奏
別にビビってるわけじゃないからな！
メリー
私メリーさん。
メリー
あなたならそう言ってくれると思っていたの。
奏
あったかくて甘くて美味しいドリンクな
奏
ホンジツノコーヒーブラックヲアイスデトールサイズ
奏
これな
メリー
私メリーさん。
メリー
とてもとても感謝するの。
メリー
ホンジツノコーヒーブラックヲアイスデトールサイズなの。
奏
完璧
メリー
私メリーさん。
メリー
これから優雅なティータイムに行ってくるの。
奏
はいはい
１５分後
メリー
私メリーさん。
メリー
どうやら呪文を間違ったみたいなの。
メリー
何故かとても苦くて
メリー
冷たくて
メリー
アホみたいに不味いものを飲まされたの。
奏
全国のコーヒー好きに謝れ
メリー
私メリーさん。
メリー
だからこんな物を作った奴には相応の報いを受けてもらうの。
奏
え？
奏
あんたまさか！
メリー
私メリーさん。
メリー
やられたらやり返すの。
メリー
倍返しなのっ！！
奏
ホントに何してんの
奏
何でパクチー持ち歩いてんの？
メリー
私メリーさん。
メリー
本当は甘いドリンクと一緒に食べる予定だったの。
奏
そこはビターなチョコとかスコーンでいいんじゃないの？
メリー
私メリーさん。
メリー
その発想は無かったの。
奏
逆にすげぇ
メリー
ご視聴ありがとうございました。なの。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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