テラーノベル
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莉犬くん
るぅと
ころん
さとみ
ジェル
ななもり。
翌朝、すとぷり魔法学園の大講堂には、まだ誰もいない。 けれど六人の少年たちは、朝一番で特別に開放された「秘密の練習室」に集まっていた。
窓際で魔法譜面を広げ、指先で星の光をなぞる。
莉犬くん
るぅと
るぅとの手が触れた瞬間、魔法の光が二人を包み、音符が宙を舞った。
さとみ
でも心のどこかで、二人の息の合った演奏を少し羨ましく思う自分がいた。
笑いながら、壁に映像魔法を投影する。
ジェル
その映像に、ころんが飛び跳ねて光の波を操り、みんなの魔法音が混ざり合う。
中心に立ち、みんなを見渡す。
ななもり。
その言葉に、六人の心がピリッと引き締まる。
ころん
にやりと笑ったころんの背後で、魔法の光が少し揺らぐ。
その光に、誰もが気づかなかった小さな恋の火花がひらりと落ちた。
秘密の練習室には、音と光と、少しの不安と期待が入り混じる。 でも、彼らはまだ知らなかった――
この祭典の試練が、友情だけでなく恋までも試すことになるなんて。
そして、その日、学園の廊下にひっそりと現れた影があった。
??
物語は、さらに動き出す――。
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