TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

とある雨の日。春海にとっては何気ない一日。でもそんな一日が、春海の人生を変えることになるのだった。

学校からの下校中。春海はいつもの歩道の脇を走る。今日は早く帰って、母とずっと見たいと思っていた映画を見る予定だ。

春海

早く家につかないかなー

春海がそうつぶやいた、その時。

あずき

にゃー

薄暗い路地裏から、小さな子猫のような声がした。春海は声が聞こえた方へ行くと、一瞬その場で固まってしまった。

春海

何この子猫…

そこには、傷とノミだらけで汚れている子猫と、一枚のメモ用紙のような紙が入っていた。

メモにはこう書いてあった。

『この子を拾ってください。私にはどうも1人では、この子を育てられる自信がありません。このような行為が、動物愛護法違反だという事は分かっています。それでも、私にはこの子を捨てるという選択肢しかありませんでした。』

春海

何、こんな勝手な理由

すると後ろから、春海の同級生である颯馬が声をかけてきた。

颯馬

どうしたんだ、春海

春海

これ、見て

春海は、手に持っていたメモを颯馬に読ませた。

颯馬

何だよこれ…明らかに酷いじゃねーかよ。とりあえず、お前が飼ってやれば?

春海

でも…

そう。春海の家族は春海以外全員、極度の動物嫌いなのである。特に猫に関しては、家族全員が嫌っている。

春海

私の家族、私以外全員動物嫌いなの

すると颯馬は、意外な事を言った。

颯馬

だったら、お前の部屋でこっそり飼えばいいじゃん

春海

え!?

颯馬

あ、聞こえなかった?お前の部屋で親に内緒で飼ったらって言ってんだよ。こいつの世話、たまには俺も手伝いに行くからさ

春海

あ、そういう事、分かった。じゃあ、この子は私が飼うことにする

こうして、春海は自分の部屋でこっそりと、1匹の子猫と過ごすことになるのだった。

私の人生、猫の生命。 -chat ver-

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

45

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚