TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

親子になってもいいですか。

一覧ページ

「親子になってもいいですか。」のメインビジュアル

親子になってもいいですか。

1 - 親子になってもいいですか。 #1

♥

3,541

2020年12月19日

シェアするシェアする
報告する

山岸 想

晴くんおつかれ〜

数中 晴希

ありがと想。

付き合いはじめて5年。

毎日いるのがあたりまえ。

毎日一緒にいて飽きないし

ただ幸せを感じる日々。

平穏な日々。

山岸 想

今日の仕事終わった?

数中 晴希

うん。

数中 晴希

テレワークになったから移動がなくて楽だよ。

数中 晴希

しかも想と一緒にいる時間が長いからね〜。

山岸 想

晴希ったら〜

そんな平穏な日々が

平穏でなくなるなんて。

数中 晴希

ふぅー

山岸 想

仕事終わった?

数中 晴希

丁度休み時間だよ。

山岸 想

お疲れ〜。

ピンポーンッ

山岸 想

宅急便かな

数中 晴希

取りに行ってくるよ。

山岸 想

ありがと。

数中 晴希

え?

山岸 想

どうしたの?

山岸 想

、、、

山岸 想

え?

そこにいたのは、

赤ちゃんだった。

山岸 想

あか、、ちゃん?

数中 晴希

どうしてここに?

そこには置き手紙もあった。

山岸 想

、、、

山岸 想

育てて、、

山岸 想

ください、、、

数中 晴希

僕らが育てるってことか?

山岸 想

え、

山岸 想

できないよそんなこと!!

山岸 想

だって私達はまだ、

山岸 想

まだ結婚もしてないんだよ?!

数中 晴希

そうだけど、、

数中 晴希

じゃあこの子をどうするつもり?

数中 晴希

養護施設に引き取ってもらうの?

山岸 想

それは、、

数中 晴希

、、、

赤ちゃん

エヘヘッ

山岸 想

笑った、、

数中 晴希

笑ったよ!!

数中 晴希

やっぱり、

数中 晴希

僕らが育てるのか?

山岸 想

、、、

山岸 想

うん!

山岸 想

ここであったのが運命だよ!

山岸 想

ちゃんと育ててあげよう!

数中 晴希

うん!

私達はこの子を、

「実の子」

として育てることにした。

数中 晴希

この子を中にいれたのはいいものの、

数中 晴希

問題なのは双方の親になんていうか、

山岸 想

とりあえずうちにかけてみるよ。

数中 晴希

わかった。

山岸 想

もしもし、

山岸 美穂

想!!

山岸 美穂

久しぶりにどうしたのよ?

山岸 想

あの、、

山岸 美穂

ん?

事情説明中

山岸 美穂

え?

山岸 美穂

ど、

山岸 美穂

どういうことよ?!

山岸 想

、、

山岸 想

育ててもいい?

山岸 美穂

育てていいかって、

山岸 美穂

想は本当にその子を最後まで育てる気持ちはあるの?

山岸 想

ある。

山岸 美穂

子供は飽きたら捨てるとかできないの。

山岸 美穂

育てるって決めたらずっと死ぬまで付き添うのよ。

山岸 美穂

そのことは分かってる?

山岸 想

わかってるよ。

山岸 美穂

お父さんは孫がみたいみたいって言ってるから、

山岸 美穂

全然OKって言ってるけど、

山岸 美穂

本当あの人は今後の事を考えないんだから、、

山岸 想

そ、そうなんだ、

山岸 美穂

とにかくその子を育てる気持ちがあるんだね?

山岸 想

ある。

山岸 美穂

じゃあその子に不自由ない生活をさせてあげなさいね。

山岸 美穂

わかった?

山岸 想

うん!

山岸 想

ありがとうお母さん!

山岸 想

いいって!

数中 晴希

本当か?!

数中 晴希

やった!!

山岸 想

よかった!

数中 晴希

でも問題は僕の親だ。

数中 晴希

結婚のことすらすぐOKを出さないのに

数中 晴希

心配だなぁ。

山岸 想

晴希にはお姉さんもいるしね。

数中 晴希

あぁ。

数中 晴希

姉ちゃんが厳しそうだからな。

数中 晴希

まあ、

数中 晴希

電話してみる。

数中 晴希

もしもし?

数中 幸子

晴希。

数中 幸子

久しぶり!

数中 幸子

元気してる?

数中 幸子

想ちゃんとは上手くいってる?

数中 晴希

うん、

数中 晴希

あのさ、

数中 幸子

どうしたのよ?

事情説明中

数中 幸子

あんた、

数中 幸子

何考えてんのよ!!

数中 幸子

だって、

数中 幸子

誰の子かも分からないのよ?!

数中 晴希

分かってる。

数中 晴希

でも僕は育てたい。

数中 晴希

この子を自分の手で育てたい。

数中 幸子

子育ては甘いものじゃないのよ。

数中 幸子

死ぬまでずっと、

数中 幸子

ずっといるのよ。

誰ー?

ママー?

数中 幸子

あんたは黙ってなさい、

もしかして晴希?

数中 晴希

姉ちゃん?

数中 由美

晴希〜!!

数中 由美

久しぶり〜!

数中 由美

元気してる?

数中 幸子

今そんな話してる場合じゃ、

数中 由美

何があったのよ〜!

事情説明中

数中 由美

はぁ?

数中 由美

あんたやばいでしょ?

数中 由美

何考えてんのよ?!

数中 晴希

でも僕は育てたいんだよ。

数中 由美

あんた、

数中 由美

想ちゃんはいいっていってるの?

数中 晴希

あぁ。

数中 由美

想ちゃんのご両親も?

数中 晴希

うん、

数中 由美

それなら私は賛成。

数中 幸子

由美、

数中 由美

パパは?

数中 幸子

お父さんは何にも言わないわ。

数中 由美

なんでこんな時も無口なのよ。

数中 晴希

、、

数中 幸子

私もOKするわ。

数中 晴希

本当?

数中 幸子

あとはお父さんに聞いてみなさい。

数中 幸子

LIMEでもいいから。

数中 晴希

わかったよ。

数中 晴希

本当にありがとう。

数中 由美

晴希、

数中 由美

困ったらすぐ姉ちゃんにいうのよ?

数中 晴希

ありがとう。

数中 晴希

一応母さんと姉ちゃんにはOKもらった。

山岸 想

お父さんは?

数中 晴希

聞いてもなんにも言わないらしい。

数中 晴希

LIMEしてみるよ。

晴希

父さん。

晴希

子どもの話、

晴希

してくれる?

圭一

お前は育てる気持ちはあるのか?

晴希

ある。

晴希

この子を育てたい。

圭一

子育ては甘いものではない。

圭一

その子を育てるということは、

圭一

その子を一生面倒みるということだぞ?

圭一

わかってるのか?

晴希

うん。

圭一

お前はやると決めたらやるやつだし

圭一

ちゃんとした会社にもついている。

圭一

安心できる。

圭一

育てるんだな?

晴希

うん。

圭一

わかった。

圭一

困ったりしたらすぐに言え。

圭一

わかったか?

晴希

ありがとう父さん。

晴希

ありがとう!

山岸 想

どうだった?

数中 晴希

、、

数中 晴希

OKだって!

山岸 想

本当!

山岸 想

本当なの?!

山岸 想

やった!

山岸 想

やったあ!!

こうして私達は、

その子を育てることにした。

数中 晴希

名前はどうするんだ?

山岸 想

想希。

山岸 想

想希がいい。

数中 晴希

想希、

山岸 想

2人の字を入れて、

山岸 想

希を持って人を想いやれる人

山岸 想

そんな人になって欲しい。

数中 晴希

想希、

数中 晴希

いいな。

数中 晴希

想希。

数中 晴希

想希〜。

想希。

これからよろしくね。

子育ては思った以上に大変。

赤ちゃんの時も大変だったけど、

今、

すごく、

すごく、

大変です。

数中 想

想希!

数中 想希

あっ!

数中 想希

猫ー!!

数中 晴希

想希待ちなさい!

数中 想

もー、、

数中 想

あの時が昨日みたい、

数中 想希

ままー!

数中 想希

猫ー!

数中 想

触っちゃダメ!

数中 想希

ふわふわっ!

数中 想

こら、

バリッ

数中 想希

うわあああああんっ!

数中 想希

痛いよおおおっ、

数中 晴希

だから触らないでって、

数中 想

大丈夫?

この歳の男の子はすごく活動的。

子育ては思ったより大変。

数中 想希

まま、

数中 想希

僕もうすぐ誕生日だよね!!

数中 想

そうね。

数中 想

もう3歳かー。

数中 想希

何買ってもらおっかな?

数中 想希

おかめライダーにしよっかな?

数中 想

ちゃんと決めておいてね。

数中 想希

はーい!

数中 晴希

もう3歳か、

数中 想希

幼稚園!

数中 想希

3歳は幼稚園!

数中 想希

はやく行きたい!!

数中 想

よ、幼稚園、

数中 想

(幼稚園のこと考えてなかった、)

数中 晴希

そうか幼稚園か、

数中 晴希

幼稚園考えないとなぁ、

想希は6歳になった。

4月になって小学生になった。

数中 想希

ままー!

数中 想希

僕準備できた!

数中 想

はいはい、

数中 想

ちょっと待っててー

数中 想希

はいはいじゃないよ!

数中 想希

入学式遅れちゃうよ!

数中 想

やばいやばい!

数中 晴希

想希ーー

数中 晴希

ネクタイすごいことになってるよ?!

ぎゅっ

数中 晴希

よし、

数中 想希

ぱぱありがとー!!

数中 想希

ここが小学校?

数中 想

そうよ。

数中 想希

わあ!

数中 想希

でっかーい!

数中 想希

わあああー!

数中 想

想希、

数中 想

走らない!

数中 晴希

想希!

この時私達は、

こんなに子育てが忙しいのは、

想希自体にも理由があることを

知らなかった。

1話 完

親子になってもいいですか。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

3,541

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚