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トントンは不信感を覚えていた
その不信感は自身が忠誠を誓った総統グルッペン・フューラーに向いていた
医務室から戻ってきた彼らは書類整理をしていた
いつもなら集中力を切らして『甘味をよこせ!』と騒ぐ5歳児総統を宥めるトントンだが
今回は今まで以上に書類を捌いているグルッぺンに違和感を持った
トントン
グルッペン・フューラー
トントン
トントン
トントンがそう言うとグルッペンは書類から目を離しキラキラと紅の瞳を輝かせる
トントン
椅子から立ち上がり、紅茶の準備を始めるトントンと机を片付けるグルッペン
地位は異なるが、オスマンを含め三人は幼い頃からの仲だ
誰かが悩んでいたらよくわかる
紅茶とお菓子を机に置き、二人は対面に座る
美味しそうにお菓子を頬張るグルッペンを見ながら、トントンは口を開いた
トントン
グルッペン・フューラー
ケーキを頬張りながら目線をあげるグルッペンの様子はまるで子供ようだった
トントン
トントン
グルッペン・フューラー
トントン
トントン
トントン
グルッペンの視線は下へと下がる ケーキを食べ終わると静かに語り出した
グルッペン・フューラー
トントン
グルッペン・フューラー
元は帝国であり、当時グルッペンは国の第一皇子、皇太子だった
容姿端麗は血筋だろうが、才色兼備なのは幼い頃からの厳しい教育を受けていた賜物だ。幼馴染と名乗るオスマン、トントンも当時は彼に従う従者の一人だった
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
トントン
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
トントン
グルッペン・フューラー
『スラム街の人間や困っているアビリティープレイヤーを助けて欲しい』
グルッペン・フューラー
悲しそうに目を細め言うグルッペンの姿は見たことがなかった
自信家で弱音など吐いたことのない男だ
ここまで気を落としているグルッペンは見たことがない
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
グルッペン・フューラー
トントン
トントン
グルッペン・フューラー
トントン
トントン
トントン
トントン
トントン
グルッペン・フューラー
トントンはバンッと机を叩く。照れ隠しだろう
トントン
グルッペン・フューラー
トントン
こんなやり取りを、オスマンは影から見ていたようだ
オスマン