香
(今日は私一人で初仕事か)
香
(できるかな~...)
探偵社に入って1週間になった
共同の仕事は他の人の力も有り、何とかこなす事が出来たけど
一人で仕事となると難しい
私が国木田さんにそう言ったが
国木田
お前は覚えが早い
国木田
だからそろそろ一人で仕事もこなせる筈だ
国木田
其れに何れは一人で仕事をする事に成る
国木田
其れがお前の場合少し早く成っただけだ
香
はぁ...
国木田
納得してない顔だな...
国木田
今回の依頼はお前の異能力が最適だ
国木田
それを見込んで1人での初仕事はこの依頼にした
国木田
納得出来たか?
香
.......................
香
失敗ないよう頑張ります...
との事だ
香
あーあ、仕事は絶対にミス出来ないし...
太宰
やぁ、香ちゃん
香
ワッ!
香
太宰さん!
香
吃驚させないで下さいよ!
太宰
いやー、済まないね
太宰
そんなに驚くとは思わなくて
香
あ、そう言えば国木田さんが探してましたよ
太宰
そうだろうねぇ、
太宰
今頃鬼の形相で私を探しているだろうねぇ
香
戻らないんですか?
太宰
うーん、国木田君怒ったら煩いからなぁ
香
(怒らせなかったら良いだけの話では...?)
香
ってそんな事より私急がないと!
太宰
(そんな事よりもか、悲しいね~)
香
仕事が有るのでお先に失礼します
太宰
頑張るのだよ〜
香
はい
香
ここか...
ゴンゴン
香
すみませーん!
加奈子
はい、
加奈子
何方様で...?
香
武装探偵社の社員、月島香です
香
本日は天宮さんからの依頼が有り参りました
加奈子
あぁ、武装探偵社の方でしたか
加奈子
どうぞ、お入りください
香
お邪魔します
香
依頼の内容は
香
加奈子さんの息子、伊織君の護衛ですね
加奈子
はい、
加奈子
1週間前このような手紙が...
一週間後の七月二十六日 天宮治五郎.天宮加奈子の息子 天宮伊織の命頂戴する。
香
(今日が七月二十六日、伊織君を守ると同時にこの手紙を送った犯人を捕まえればいいと)
香
分かりました、伊織君の場所まで案内して貰えますか?
加奈子
えぇ、
コンコン
加奈子
伊織、武装探偵社の方が来てくれましたよ
香
?
加奈子
お恥ずかしながら、伊織は一寸反抗期で...
香
あぁ、お気になさらず
香
14歳ですよね、そう言うお年頃です
加奈子
すみません...
加奈子
入りますからね、
ガチャ
ビュッ!
香
!?
加奈子
!?
香
異能力「影の力有り」
ピタッ
香
(苗木が飛んできた...!?)
伊織
チッ!
伊織
母さん!僕は護衛なんか要らないって言っただろ!
伊織
其れに護衛する奴がこんなへなちょこなんかに務まる訳ないだろ!
香
(へなちょこ!?)
加奈子
こら!伊織そんな事言ってはいけません!
加奈子
こんなでも武装探偵社の方なんですから!
香
(こんなでも!?)
伊織
大体武装探偵社が何だってんだよ
伊織
唯の異能力者の集団だろ
加奈子
確かにそうだけれども...
加奈子
普通の人よりかは頼りになるでしょう?
香
(失礼な親子だな〜)
加奈子
兎に角、何処に行くにしても絶対に香さんの指示に従いなさい
伊織
嫌だよ!
加奈子
駄目よ!貴方の命が掛かってるのよ!
伊織
もう良いよ!出てって母さん!
伊織
((グイグイ
加奈子
一寸!
バタン!
香
.........................
伊織
.......................
香
あのー、この苗木どうしたらいいかな...?
伊織
貸せ!
伊織
((バッ
香
あ、
伊織
いいか、絶対に僕に話し掛けるな
伊織
そして付き纏うなよ
香
(加奈子さん)
反抗期って話じゃないですよ???
助けてー!国木田さん!