ガチャッ
太宰は小さく縮こまりながら、 家の入口を開けた。
母親
太宰くん
太宰くん
太宰はお得意の作り笑顔を 母親に披露してみせる。
母親
母親
太宰くん
時刻は既に6時半頃、大抵の子供が 腹を空かせているであろう時刻だ。
だが太宰は腹を空かさない、 空腹を感じないのだ。
ガチャッ
太宰くん
太宰くん
太宰くん
太宰は気を紛らわす為にも、 今日も勉強を開始した。
時刻は既に8時、 家庭にもよるが、風呂に入ったり ゲームをしたりなど、各々好きなことを する人が多い時間帯であろう。
そんな中、太宰は今も 勉強をひたすらに続けている。
太宰くん
コンコンッ、ガチャッ
部屋の入口から顔を出したのは、 いつの間にか帰宅した父親だった。
父親
太宰くん
太宰くん
父親に敬語を使う、 傍から見たらそれは異様なものだろう。
何故ならこれは、尊敬でも 身分でもなんでもないのだ。
「父親が居る際には敬語を使用する」 これが太宰一家の普通、 人がベッドで寝る事と同じくらい 当たり前のなのだ。
父親
太宰くん
ガチャッ
太宰くん
父親が急にやってきたこともあり、 父親が部屋を出た後、 太宰はすぐに呼吸を整える。
太宰くん
太宰くん
太宰くん
太宰くん
ガチャッ
太宰は呼吸が整い次第、 父親の指示通り 下の階に下って行くのだった。
食卓では、太宰家族が各々無言で 食事を口に運ばせていた。
そんな最中、母親の一言で 会話がスタートする。
母親
太宰くん
太宰は不安だった。 その原因は"授業参観"という イベントにあった。
両親がもし既に把握していたら? 探ってきたら?考えれば考えるほどに、 太宰に恐怖と不安が込み上げてきた。
母親
太宰くん
母親
父親
太宰くん
見なくとも分かる。 汗だ、あまりの不安と恐怖が 身体に影響を受けてきたのだ。
父親
太宰くん
終わりだ。 太宰はそう悟った。
太宰くん
太宰はまるで全てを諦めたかのように、 何も感じられない声を出した。
母親
父親
太宰くん
よく考えてみれば父親と学園長は それなりに付き合いは長いそうだ。 知っていて当然、 バレないわけが無いのだ。
太宰くん
太宰は再び、けれど何も考えず、 ただ黙々と食事を口に運んだ。
太宰母親 年齢︎ ⇝38歳 性格↓ 温厚 平和主義 好↓ ?? アップルパイ 利益 嫌↓ 自分の邪魔をするもの 我が子の邪魔をするもの 音楽 設定↓ 太宰の母親 怖いくらいに温厚 太宰にお勉強させてる張本人 太宰の事を大事に思っている 好の項目の「??」は1番大切なもの ←これと1個上の設定は凄く関わってる
太宰父 年齢︎ ⇝39歳 性格↓ 無口 クール 決まりを破ることを許さない 好↓ 会社 本 嫌↓ 礼儀のない者 だらけた者 設定↓ 太宰の父親 大企業のお偉いさん 仕事の事を常に考えている 太宰母に育児などは殆ど任せている ←忙しいもんなぁ、、
コメント
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お帰り下さいませ、お父様...授業参観に行くか
お父様方はゆっっくり休んでてください 授業参観は僕が行きますので