隈取 × 彼女吸血鬼 彼女視点
隈取
〇〇
〇〇
ん?
隈ちゃんの服を直していると隈ちゃんに声をかけられた
隈取
その…俺に直し方教えてくれ
隈ちゃんは申し訳なさそうに言う
〇〇
え?
〇〇
いいけど…
隈取
俺の直すやつ多いだろ
隈取
〇〇だけに負担かけたくねえし…
隈ちゃんの手元には小学生の時とかに使ったであろう裁縫セットがあった
〇〇
そしたら…雑巾縫ってみるとこから始めようか
私は使い古したタオルを持ってきて切ってあげた
〇〇
まずは線をぐるっと引いてその上にまち針打って…
隈ちゃんは慎重に進めていく
〇〇
じゃあこの線の上波縫いしてみよ
やっぱり初めだから手元がおぼつかない
隈取
…っ
〇〇
…あっ
隈ちゃんの指先から血が出る
〇〇
今手当するね
私が立ち上がろうとすると隈ちゃんは私を止めて怪我した指を口に入れた
〇〇
んぐっ…
隈取
こんなん唾つけときゃ治るだろ
口の中に甘さがふわっと広がる
こっちの気も知らないで…
〇〇
チュゥ
私は血が止まるまで吸った
〇〇
んねぇ
〇〇
唾つけときゃ治るだろじゃないのよ
〇〇
手当するから座ってて
本当に何考えてるんだか…
隈取 × 彼女吸血鬼 隈取視点
〇〇は今日ずっと俺の服を直している
俺もできたら多少は楽になるだろうか
隈取
〇〇
〇〇
ん?
縫う手を止めてこちらを見てくれる
隈取
その…俺に直し方教えてくれ
〇〇は少し驚いた顔をした
〇〇
え?
〇〇
いいけど…
隈取
俺の直すやつ多いだろ
隈取
〇〇だけに負担かけたくねえし…
〇〇は少し考えた後口を開いた
〇〇
そしたら…雑巾縫ってみるとこから始めようか
もう使ってないタオルを持ってきて切り始めた
〇〇
まずは線をぐるっと引いてその上にまち針打って…
俺は言われた通り進めた
〇〇
じゃあこの線の上波縫いしてみよ
針に糸を通して縫い始めた
難しいな…
隈取
…っ
〇〇
…あっ
痛ぇ…
ちょっと針で差しただけでこんだけ血が出るのか
〇〇
今手当するね
立ち上がろうとする〇〇を止めて口に怪我した指を入れた
〇〇
んぐっ…
隈取
こんなん唾つけときゃ治るだろ
俺の血だ
余すことなく〇〇にやりたい
〇〇
チュゥ
〇〇は強めに吸う
〇〇
んねぇ
〇〇
唾つけときゃ治るだろじゃないのよ
〇〇
今手当するから座ってて
怒られてしまった…
大人しく指に絆創膏を巻かれて雑巾を縫うのを頑張った







