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しろ

wwwwwww

さくら

えどした

しろ

いやいきなりすぎてめちゃくちゃおもろかったw

しろ

だってゲームとかして学校も自由に通ってるだろ

しろ

話聞く分には全くそう思えなかったから

さくら

さくら

そっかw

桜笑

…んー!

桜笑

(…なんで、あんなこと言ったんだろ)

桜笑

(はぁ…菜乃ちゃんと宮代くんの人間性に影響されすぎ)

〜♪〜〜♪

下校10分前を告げる音楽が鳴る

私は勇気を出してそこに踏み込む

六花

…莉乃

莉乃

莉乃

何、六花

じっと見据えたその瞳は

昔から、変わってなんてなかった

莉乃

ねえねえ六花ちゃん!

六花

莉乃ちゃん、待って!

六花

懐かしいな

六花

私たちが会ったのが、12年前だっけ

莉乃

六花

…いつから、だっけ

六花

莉乃はどんどん誰かを悪く言って、優越感に浸ってった

莉乃

は!?うちはそんなこと━━

六花

桜笑のこと

六花

ネタにしてたのは、怖かったからだよね

六花

何でもできちゃう桜笑に負けたくなくて

六花

そうやって対抗してたんだよね

莉乃

だから違うって!!

六花

お願いだからもう素直になってよ!!!

六花

バカみたいに意地張ってないでさぁ

六花

それ、あとで後悔するだけじゃないの!?

莉乃

莉乃

…なんで…っ

莉乃

なんでこんなにうまくいかないの…?

莉乃

うちはタノシく過ごしたいだけなのに…っ!!

六花

だからって誰かを悪く言うのは違う

六花

思い出してよ

六花

始めは私たちこんなじゃなかった

六花

…ていうか、高1最後の最後でこんな大喧嘩ってね笑

六花

六花

一緒に、桜笑に謝ろう?

翌日の教室の空気はこの間の比にならないほど悪かった

桜笑

おはよ〜

菜乃

あ、桜笑ちゃん

桜笑

(今日も来てる)

桜笑

(良かった)

 

聞いた?昨日の喧嘩中もほぼ笑ってたらしーよ

 

やだ、こわーい!感情ないんじゃないの?

 

たしか中等部のときからヘンってウワサあったもんね笑

桜笑

(ああ、また、こーなる──)

瑠々

あんたたちうるさい

 

え?瑠々?

 

うちらが何話そうが勝手じゃん

瑠々

人のケンカにヤジ入れて楽しい?

瑠々

そう言うの迷惑だっていい加減気づきなよ

 

…っなによ

 

行こっ

桜笑

(如月さん…)

ノリが良くて明るくて

人気者で

そういうとこしか知らなかった

桜笑

(…うん、じゃーあたしも落ち込んでらんないね!)

百合

はい、おはようございまーす

〜♪〜♪〜〜♪

チャイムの音がする

と同時にガラッと教室のドアが開く

六花

遅れました

百合

こら、2人とも遅刻よ

百合

早く先に着きなさい

莉乃

百合

…三原さん?

莉乃

センセー、ちょっとホームルーム借りていいですか

莉乃

ちょっと話し合い、したいんです

百合

…仕方ないわね

百合

ま、2年生になる前に仲直りしておいた方がいいものね

フツーに考えて

授業を抜け出して話し合い、なんて小学生くらいしか許されない

だけどここではあたしが行くと言えば承諾されたも同然だ

桜笑

で、どーしたの?

莉乃

…そ、の…

桜笑

昨日のことなら別にもういーよ?

桜笑

ほぼ気にしてないし───

莉乃

ごめん!!!!

桜笑

…え?

莉乃

う…うち、友達なのに…桜笑のこと悪くばっかり言ったし

莉乃

バカに…してた

莉乃

もう許してくれないかもしれないけどうちはずっと

莉乃

桜笑のこと好きだったし…一緒にいたかった

桜笑

桜笑

(…)

桜笑

…そっか

桜笑

じゃ、ちゃんと仲直りしよ?

莉乃

そう言って手を差し出す

桜笑

(だって全部面倒なんだもん)

その一瞬笑顔が崩れそうになり慌てて口を開く

桜笑

でもごめんね

桜笑

あたしと莉乃がこれからも一緒にいるとまたケンカになると思った

桜笑のこと好きだったし…一緒にいたかった

全てがカコ形で表されているのは

きっと莉乃はカコのあたしたちを振り返ったからだ

桜笑

(…だけど)

桜笑

(その未来がないなら、ダメだ)

桜笑

(莉乃はあたしがいなくなることを考えて、これまでの行動を謝った)

桜笑

(そう、結局一緒にいるとまた同じことが起こる)

莉乃

…そっか

莉乃

ホントにごめん

莉乃

こんなうちらと今まで一緒にいて…

莉乃

笑っていてくれて、ありがとう
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