蝶野 蒼華
(ッなんで……)
ゴールが、落ちて__
ドカーンッ
体育の先生
何事だっ!!
モブ
蒼華ちゃん!!大丈夫ッ⁉︎
蝶野 蒼華
…ゔぁ……ッ…
蝶野 蒼華
(…痛い……ッ!!)
バスケットゴールが脚に直撃した
幸い落ちてきた時、咄嗟に避けたお陰で脚を骨折 だけで済んだ
当たりどころが悪ければ脳震盪を起こし、命に関わっていたかもしれないらしい
…このせいで……
お母さんを壊してしまったのかもしれない…
医師
えー……バレーを続けるのは__
医師
難しい可能性があります
この瞬間、世界が歪んで見えた
蝶野 蒼華
(バレーが…出来ない?)
母
どういう、事ですか…?
バレーが出来ない……?
バレーが出来ない……?
母
ッ〜〜…⁉︎
母
駄目よッ!!
母
この子は将来有望なバレー選手になる子なのッ!!
蝶野 蒼華
お、お母さ_(手.伸)
パシッ
蝶野 蒼華
…⁉︎
母
絶対に治してッッ!!
医師
お、落ち着いて下さい!
蝶野 蒼華
(……)
一瞬、ある言葉が脳内を過った
「お母さんは私の事を見てないんだ」
「お母さんは私じゃなくて、私のバレーの才能が好きなんだ」
私は県大会優勝、ジュニア世界大会でも優勝という脅威な成績を誇っていた
優秀なプロ選手になれると確実視される程の
私がそうなれば、“お金が沢山入ってくる” “自分がこの子を育てたんだと自慢が出来る”
お母さんは私がプロバレー選手になるとそういう 得な事が沢山ある
蝶野 蒼華
(だから、私の脚を治したいんだ……)






