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イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
大きな赤と緑の目をしたイタ王。
ベッドにちょこんと座ってこっちを不思議そうに見ている。
イタ王
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
そう言いへにゃりと笑う。
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
ナチス
ベッドを立って、イタ王を抱える
軽すぎるその体はきっと、食べ物を 消化することすらままならない
イタ王
イタ王
足をじたばたさせて何とか 降りようとするイタ王。
ナチス
そんな抵抗日頃から鍛えている ナチスの前では無意味。
そのまますぐに椅子へ座らせた。
イタ王
ナチス
イタ王
イタ王
そうしてまた作り笑いを浮かべる。
ナチス
目の下にある隈と細い手足に変わりはない。
今日もきっと、イタ王の心身は体調不良のままだ。
ナチス
救いたいが、救えるかが分からない。
イタ王にとって俺は、大切な存在なのか?
イタ王を救えるのは本当に俺なのか?
イタ王
ナチス
帰ってくると分かっているのに、 目を離すと消えてしまいそうで怖い。
軍服に手をかけながら、ゆっくりと着替えていく。
その瞬間、変な気配がする。
独特な…不思議な気配。
ナチス
ナチス
ブローチをきゅっとしめ、振り向く。
サロ
サロ
ナチス
サロ
ナチス
サロ
サロ
サロ
ナチス
サロ
ナチス
ナチス
サロ
ナチス
ナチス
サロ
サロ
俺と同じくらいの身長のサロ。 軍帽をかぶって彼の目を見た。
ナチス
ナチス
サロ
ナチス
ナチス
ナチス
サロ
サロ
ナチス
ガチャ
イタ王
ナチス
イタ王
ナチス
イタ王
人を疑わないピュアで、綺麗な心。 戦争経験国とは思えないだろう。
本当に、何故彼が戦争をしなくては いけないのだろうか。
ナチス
ナチス
ナチス
心配そうに俺をのぞき込むイタ王。
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
そんな感情を押し殺して答える。
ナチス
コンコンコンッ
それと同時になったノック。
先輩~、早くしないと会議始まりますよ
大丈夫?イタ王君も早くおいで~
味方である二人の声が聞こえ、それに反応する。
ナチス
イタ王
そうして二人、外へ出ていった
その後、何日かおきに俺らは会議を重ね、 ついに各国が他国へ侵攻を開始した。
その疲弊もあるのか、最近はイタ王に気を配れていない。
…というか、イタ王が俺に怯えている気がするのだ。
そして今も、目の前で蒼い顔をしている。
イタ王
イタ王
ナチス
今も目の前で苦しそうに声を漏らす 姿が見える。
ナチス
イタ王
イタ王
イタ王
今ここで声をかけなきゃ、俺はイタ王を失う気がする。
ナチス
ナチス
もとより苦しそうな顔をしていた。 医者としても…気になるというものだ。
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王
軽く突き返された。 ……その腕に力は籠っていない。
イタ王
貼り付けたような笑みで答える此奴。
日帝
イタ王
その様子は誰が見ても心配になるだろう。
フィンランド
フィンランド
イタ王
無言でうなずいたイタ王。
そのまま間髪入れず外へ出てしまった。
ナチス
イタ王の顔が頭から離れなかった。
今すぐ消え入りそうな顔。
ナチス
そう呟くことしかできなかった。
フィンランド
フィンランドはきっと イタ王と話しに行くのだろう。
二人だけで話すこと。 嫉妬じゃないが……。
ナチス
ナチス
日帝
考え込んでいたところに 日帝の声が降ってくる。
その声に俯かせていた顔を上げる。
赤く鋭い猫目と目が合った。
ナチス
日帝
日帝
ナチス
日帝
日帝
そんなこと前から分かっている
ナチス
日帝
日帝
…本当なのか?
日帝
ナチス
短く呟いて席を立つ。
向かったのはフィンランドとイタ王の話す 小さなテラス___窓辺だった。
ナチス
テラスについて早々問うた。
イタ王
イタ王の肩が思った以上に跳ねる。
イタ王
イタ王
ナチス
イタ王
安心したように肩をなでおろしたイタ王。
俺に隠れて話をすることに、 少しだけ腹が立った。
イタ王
小さく放たれたその一言。
イタ王は何を意図して言葉を発しているんだ?
ナチス
怒りがさらに増す。
ナチス
イタ王
またぶっきらぼうにイタ王は言う。
フィンランド
イタ王
フィンランド
フィンランドの制止も聞かない。
無理して強い言葉を放つ此奴に、呆れた。
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王の言葉の牙がこちらを向く。
ナチス
ナチス
イタ王
イタ王
どうせナチにはioのことなんて分かんないよ
ナチス
放たれたその牙は、呆れも怒りも凌駕した。
ナチス
零れそうになる涙をこらえた。
フィンランド
イタ王
イタ王
イタ王
ナチス
ナチス
イタ王
気付けばイタ王は部屋から消えていた。
その後もイタ王は、帰ってこなかった。
俺の前に現れることは、なかった。
誰もいない会議室、ペンを走らせる音が聞こえる。
自分の呼吸音さえも聞こえる静寂。
机にはイタ王宛の手紙があった。
イタ王が消息を絶ってから、今日で20日。
メールも電話も駄目だった。
だから今、筆を走らせる。
ナチス
あの日、なぜイタ王を止められなかったのだろうか。
止めるべきだと分かっていたのに。
そう思いながら、手紙を送った。
裏切っても、イタ王はイタ王なのに。
ずっとお前は、俺の大好きなイタ王なのに。
コメント
1件
のあああああああ お久しぶりの更新でございましたね! 相変わらずの文才で… なんかもう本当にイタ王とフィン君話してるとこ考えたら 鼻血ブッシャーもんでした!!!!((())) これからも頑張ってください!応援してます!