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エレベーター

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エレベーター

1 - エレベーター

♥

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2020年09月01日

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これは私が高校生の時に体験したお話です

亜依

ね〜今日ヒマ?

晴香

うーん…暇してるから忙しいかな

亜依

いやそれ暇じゃんw

晴香

バレた?w

晴香

で?なに?買い物??

亜依

いや!中学の時の卒アルさ前に見たいって言ってたじゃん?

晴香

あ〜言ってた!見つかったの?

亜依

そ!来月ここ引っ越すじゃん?
それの為に色々と荷物整理してたのよ

亜依

そしたら見つかった!!

亜依

見に来る?

晴香

ぇ!!行きたい!

晴香

あー…でもちょっと母上から
買い物してくるように言われてるから
ちょっと遅くなる!

亜依

母上って……(笑)。
ま。全然いいよっ!

亜依

あ!あとうちで晩御飯たべてく?

晴香

お!あいママのご飯めっちゃ美味しいからラッキー♥

亜依

ぢゃあとりあえずまた後でね!

晴香

はーい

学校が終わり 私は母に頼まれていた物を買って 1度自宅へ届け 亜依の住むマンションへと向かった

晴香

ふぅ〜。暑っつい💦

私は亜依のマンションへ着くなり 6階へ上がる為にエレベーターを呼んだ。

晴香

(ここのマンション確か…某事故物件サイトに載ってたよね…
炎のマーク3つついてたんだよね…恐ろしい)

そう…このマンションは 飛び降りや首吊り そして児童虐待で 幼児が亡くなったりしている 事故物件だった。 私はそれを思い出してしまい 急に怖くなった…

晴香

(ちょ…エレベーターまだかな…)

─チーン1階です─

エレベーターの到着アナウンスと共に エレベーターのドアが開いた─

─ドアが閉まります─

晴香

(6階…っと…)

私は6階のボタンを押した… すると当時に4階のボタンが点灯した

晴香

ぇ?なに?ちょっと…!!なんで?

晴香

私6階しか押してないのに!!

私はパニックになった。 なぜなら… こんな怖い話を聞いていた事があったから…

社員A

なぁなぁこんな話知ってる?

社員B

えー。また怖い話ですか?

社員A

エレベーターに乗っているとさ
急に自分が押した階では無い違うボタンが押されたんだ

社員B

社員A

男はその時
「あー。誰かその階で乗ってくるんだ」って
思ったんだって

社員A

でもそこで男は気付いたんだよ。
エレベーターの中のボタンが点灯するのは
そのエレベーター内から押されないと
点灯しない事に…

社員B

あ!それ知ってます!なんか意味が分かると怖い話かなんかで見ました!

社員A

そうそう。あれ気付いた時俺ゾッとしたわ〜

私はそんな怖い話を思い出し いっきに背筋に冷たいものが走る感覚があった。

晴香

(ぇ…嘘だよね…いや…でも…今…4階のボタンが…押されてる…)

私が1人で驚愕していると エレベーターは1階から4階へ たどり着いた

─チーン…4階です─

晴香

(お願い…何も無く無事にドアがしまって…お願い…)

私は心の中でそんな事を願っていた

─ドアが閉まります─

そのアナウンスと共にエレベーターの照明がいきなり激しく点滅を始めた。 それと同時に私の肩に何かがカサっと音をたてて触れた。 その瞬間 私は閉まりかけているドアに 挟まれながらも両手でこじ開け猛ダッシュ

晴香

きゃーーーー!

私は猛ダッシュのまま 階段を駆け上がり6階の亜依の家の前まで来ました

ハァ…ハァ… ダンダンダンダン!

晴香

亜依!!ねぇ!亜依!!開けて!早く!!

晴香

(なんで?なんで応答がないの?)

ダンダン!

晴香

亜依!!ねぇ!!はやく!あけてよ!!

晴香

応答なし

応答なし

晴香

応答なし

応答なし

晴香

応答なし

応答なし

晴香

(なんで出ないの?)

ダンダンダンダン!

私は必死に部屋の中に居るであろう亜依を呼んだ だがその声も虚しく亜依からの応答は無かった。 そして次の瞬間… 階段からハイヒールのような音がするのに気付いた

コツコツコツコツコツ…

晴香

(うそ…ヤダ…)

コツコツコツコツ!!

晴香

(来る…どうしよう…あけて…お願い亜依…)

そのハイヒールの音は 私の居る6階のフロアまで来た。 ワンピースだろうか… 黒色のワンピースのような服を着た女性が こちらへと近付いて来るのが視界の隅で 見えていた

晴香

(ダメだ…向こうは見ちゃダメだ…)

晴香

亜依!!あけて!!ねぇ!!

女が私の数メートル横まで来た… 私はとっさに目をつぶった…

加代

あれ?晴香ちゃん?

晴香

(!?)

加代

こんな所でそんな慌ててどうしたの?

亜依の母だった…

晴香

良かった…今…今…エレベーターで…今…

加代

ちょっと落ち着いて?とりあえず家に上がって?亜依寝てると思うからすぐ起こすから!!ね?

晴香

(コクッ)

私は亜依の母に家へあげられ 先程の事を説明した

加代

んー…で?何があったの?

亜依

(p 。- )ふわぁ...。

母親に起こされ眠そうな亜依を横目に 2人へ説明した

晴香

私が1人でエレベーターに乗って
6階のボタンを押すと同時に
4階のボタンも点灯して…

私はエレベーターでの出来事を こと細かく説明した 私しか居ないはずのエレベーター内で 押してもないのに4階のボタンが点灯した事も 4階へ着いてドアが閉まりかけている時に いきなり照明が激しく点滅 それと同時に私の肩に何かが触れたこと 全てを話した…… すると2人は顔を見合わせた……

亜依

ブハハハハハww

加代

ププッ…wアハハハw

晴香

(?)

急に笑い出す2人を見て 私は唖然とした

加代

あんた!!(亜依)晴香ちゃんに
ちゃんと言ってなかったの?

亜依

あー。そう言えば忘れてた。

晴香

え?

加代

ここのエレベーターはね…

っと亜依の母が語り出した。 亜依達が住むこのマンションは 少し古くて エレベーターのボタンの接触が悪く 自分が押した階とその上側にあるボタンが点灯してしまうらしい。 亜依のマンションのエレベーターは 1 2 3 4 5 6 開 閉 となっている。 その為6階を押すと 接触の悪いこのエレベーターは 4階のボタンをも点灯させたのだった。

亜依

いやもぉほんと笑ったw

亜依

焦ってる晴香の表情見たかったわ〜w

加代

ドアの前でアタフタしてる晴香ちゃん
すっごく可愛かったわよ!!w

晴香

………

晴香

で…でも…4階についた時…電気が激しく点滅しだして……

加代

あーwそれね!それここ2日くらい
蛍光灯が切れかかっててよく点滅するの!

加代

私が階段で登ってきたのは
管理人さんが蛍光灯を変えてる途中で
エレベーターが使えなくて仕方なく
階段で来たのよ!!

晴香

でも…私の肩に何かが触れたもん…

亜依

何それ?こっわ。

加代

んー…なんだろうね…
それはちょっと私にも分からないわ…

加代

ま。それはさておき夕食の準備するから
食べていきなさい!

私は色々な事が腑に落ちないまま 夕食をご馳走してもらい 亜依に見送られる為 2人でエレベーターに乗り 1階へと向かった─

亜依

ねぇ…晴香の肩に触れたのって…
もしかしてこれ?

晴香

!!

私と亜依は エレベーターの中に貼ってある 少し汚げなポスターが 剥がれかけているのに気付いた。 【命を大切に】 【不審者に注意】 そんな事が書いてあった。

晴香

いやポスターかよ!!

晴香

【命を大切に】って…まじ寿命縮んだわ!!
【不審者に注意】だ??亜依の母親が遠くから何も言わずにちょっとづつ近寄ってくる方がイチバン不審だわ!!!!

亜依

あひゃひゃひゃww
まじ晴香おもしろいわw
明日学校でゆみ達に話そww
あはははwww

晴香

(こいつ…)

晴香

(あ…ていうか…結局、亜依の家に何しに来たんだっけ?ま。いっか。)

私は初めて亜依と このまま友達をしていて 大丈夫なのだろうか…と 少し不安になった事は 口が裂けても言えない。 (ここで言っちゃってるけどねw) そしてあの親子は 8年経った今でも この話をこれでもかと 盛り上がりながら話している……。 私からしたら あの親子の笑い方が 今でも1番ゾッとします。

晴香

はい!読んで頂いた皆様! ちょっとゎ笑って貰えましたか? 今回はホラーぢゃなくてすいません😭 でも私の中で 本当にゾッとして めっちゃ怖かった体験です💦 ある意味の… ぞっ怖でしたww いや〜でも。 ほんと。うん。 私がこのエレベーターで体験したのが 奇跡のタイミングの重なりで本当によかったですw 霊障じゃなくて良かった…うんうん。 ってな感じで!! 少しでも笑っていただけたら いいね♥コメント✎*宜しくお願いします!!

晴香

see you again💗

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コメント

3

ユーザー

最初めっちゃ怖いと思っていましたが、最後のほう笑わせていただきました😂😂幽霊じゃなくてほんっとによかったですね😳

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