仮眠室で寝ていたら、甘い匂いに鼻腔が擽られ、覚醒する。まだはっきりと覚醒しないまま、匂いのもとを辿り、給湯室に足を踏み入れる。
城戸丈一郎
浅倉潤
城戸丈一郎
浅倉潤
城戸丈一郎
浅倉潤
城戸丈一郎
城戸は浅倉の面倒を見ていたので、浅倉が置かれていた家庭環境を知っている。貧乏だが父親の愛情に包まれた温い環境で育った自分と違い、裕福な家庭に生まれたにも関わらず、寒々しい環境で育った浅倉と、生育環境による差が、こういう場面でも出るのは仕方ない事だった。
浅倉潤
城戸丈一郎
軽口をたたきながら、焼き上がったホットケーキを皿に乗せ、浅倉の前に置く。
浅倉潤
城戸丈一郎
浅倉潤
浅倉は出されたホットケーキを口をつける。ふわふわとした食感に、バターとはちみつの甘じょっぱい味が口の中に広がる。
城戸丈一郎
ホットケーキを食べた浅倉から、一粒の涙が零れ落ちる。それを境に、またぽつりぽつりと浅倉の頬を涙が伝う。
浅倉潤
城戸丈一郎
浅倉潤
特別感はなくとも、二人で過ごす何気ない日常が本当の一番の幸せ。
おわり
コメント
14件
あたいは、貧乏だけど、城戸さんみたいに両親から沢山愛情はもらいました。潤くんこれから、沢山城戸さんから愛されて今までの分を取り戻してね。
可愛すぎるどしても10回みんとだめひたいやわ 待って私も関西弁に!! それはそれで嬉しい(#^.^#)
最高すぎで死んだかとおもぉだわ、ありがとさん、ひーちゃん