【羨ましかった…】

俺は影山飛雄 烏野高校の1年 本当は白鳥沢に行きたかった バレー強いし。 でも学力はどうにもならかった…

【今は秋の後半 もうそろそろ上着が欲しい頃…】

【盛大にあくびをし、 目の前が不可抗力で出た涙で潤んだ】

ﾄﾞｯ…💥

あんまり会いたくなさそうだな… 俺もだけど…

なんか怒らせただろうか…

【及川と影山は横並びになった】

【及川から少し笑顔が消え、声音は低くなった】

嫌だったから

ーーーー天才ーーーー

そう、知ってる この人が俺の事を嫌いな事なんて 北川の時から… 知ってる

また…天才

北川第一の体育館

歩き去りながら及川は後ろの影山に向けて文句を垂れた その後、他のメンバーには…

ここがこう！ こっちは…？ そこはね、ーーー ーー？ーーーー！ ーーー！！！

俺は、 先輩から教えて貰えない分 人より多く、人より細かく、 日々練習して、努力した。

……？外から話し声…？

ｽｯ…ﾀｯﾀｯﾀｯ👟 影山のほぼ前を通り過ぎ、 他の部員の方へと声をかけながら走っていった

あの及川さんの言う、 「みんな」に俺は含まれていない さっさと帰ろ…

【影山の後ろから楽しそうな声が聞こえ、振り向くと、みんなで肩に腕を乗せて、及川も笑顔で笑っていた。】

「みんな」が羨ましかったです…

北川第一''なんか''に比べれば。

あぁ嫌だ 視界がボヤける… 泣きたくなんてないのに、

影山は手で顔を覆いながら 大粒の涙を零して、 …何故か笑っている。

俺はこの後の事はあんま覚えてない つうか、泣いたのめっちゃ後悔… 俺涙腺強い方だと思ってたんだけど まぁ、いっか