いちばんさん
えむ
「 起きたらあたしは硬い床で寝ていた。 」 昨日の記憶も殆どない。 ただ類と司がえむのことを監禁して滅茶苦茶にしたのは 印象に残っている。 「 今でもあたしを好き勝手にする司くんと類くんの表情は忘れられない。 」 「 どちらかの優しさ…?なのか 鎖などは何もついてなく自由に動き回れる…だけど _ 」 『 腰が痛い。 』
えむ
起き上がるえむの腰に今までに無い以上の激痛が走る。 昨日司と類が容赦無く何時間もえむを犯したせいだ。 それさえもえむは薄々としか覚えていなかった。
えむ
ガチャ、とえむのいる薄暗い部屋の扉が開く。
えむ
司
えむ
えむの恐れている人物の内1人が怯えるえむの前に現れる。 _ 司視点 __ 『 えむはオレの姿をオレだと認識した途端身体を震わせた。 』 まだ洗脳仕切れてないのかと思うと まだ躾が必要だ、と えむを見ながら思う。
司
そう言って司の手でえむの頭を撫でた。 少しえむは身体をびくりと震わせたが 司は構わなかった。
司
えむ
無言で固まるえむに少し司は苛立つ。
司
そう言って少し司がえむを睨む。
えむ
司
バタン、と司が扉を閉める。 閉めた瞬間、えむは少し安心した表情を浮かべた。
えむ
ガチャ、と司と類が出て行ったであろう玄関から 音が聞こえた。 そして、ふとえむは思いついた。
えむ
( 皆さんは背景の小さな窓から出ている 薄暗い光の部屋をイメージしてください 。 それを檻じゃなくて窓にしてください。 )
えむ
えむは何とか自身の運動神経の良さのお陰で窓に登れた。 そして… 窓が開いた。
えむ
その窓から一刻も早く逃げたくて落ちるかなんて お構い無しにえむは窓の外に出た。
えむ
外に出ると案の定えむは落ちた。 そこまで高くなかった為何とか受け身を取り 小さい擦り傷程度で済んだ。 出るとそこは何だか見覚えのある通路。 でも早く逃げるために何処に向かうかも考えずその 囚われていた場所から逃げた。
えむ
走り抜けた先、そこはまた見覚えのある家に辿り着いた。 そしてふとその家の表札を見てみる。その苗字は、 『 草薙 』 えむの友達、草薙 寧々の家だ。 一緒にショーキャストをしている親友。 「 ねねちゃん……!! 」 咄嗟にチャイムを鳴らす。 「 出てくれるかな… 」 ガチャ
えむ
寧々
えむ
ぎゅ、と咄嗟の親友の姿にほっとし抱きつく。
寧々
そう言って寧々の家に入れさせて貰えた。
えむ
寧々
寧々の家に入ってからえむは少し震えながら 毛布にくるまっていた。 まるで何かの人物を思い出すように。
寧々
そう言ってぎゅっとえむを抱きしめてくれる寧々。
えむ
優しいな、と思い、このままでは危ないと思い、少し話そうとした。
えむ
🔔 話しだした瞬間、チャイムが鳴る。
寧々
えむ
「 行っちゃった… 」
ガチャ、と玄関を開ける。
司
寧々
類
「 あ、後ろに類もいる… 」 珍しく少し苛立っているような様子だった。 類は一言も喋らず司の後ろで待っている。
えむ
「 司くん達の…声… 」 玄関から最も恐れる人の声が聞こえて震えた。 「 寧々ちゃん、なんて答えるかな… 」
えむ
司
えむ
えむ
「 怖い…怖い… 」 怯えながら少し震えて過去のことを思い出してしまう。
司
寧々
司
えむ
ガチャ、と寧々の部屋の扉が開く。
えむ
司
えむ
司
そう言って無理矢理えむの腕を引っ張る。
えむ
司
そう言った瞬間、 強く司はえむのお腹を蹴った。
えむ
蹴られ、そしてえむは倒れて気を失ってしまった。
司
司はぐったりしたえむを抱っこして玄関へと向かう。
寧々
司
えむ
寧々
司
「 疲れて寝た 」 などの嘘をつきえむを連れて帰った。
えむ
次起きた時には見覚えのある部屋。 手と足と首は鎖で繋がれている。 _ガチャ 扉が開く。
司
類
司
そう言いながら2人は目にハートを浮かべた。
コメント
7件
好き
あたすぃの性癖とめっちゃ似てるわ♡こういう作品大好きなのぉ♡わっしょいわっしょい♡