「じゃぱぱのことはもうなんと思ってない」
知ってる。 今更こんなこと聞いたって別に悲しまないし。
ただちょっと、ムカつくだけ。
そっちから近づいてきて好きにさせて ずっと一緒にいようって約束したのに 最後はやっぱり別れようなんて そんな自分勝手なゆあんくんにムカつくだけ。
だから全然、悲しくなんかないよ。
jpapa
やっぱり緊張する
tattsun
tattsun
11月中旬になって、今日は遂に試験当日。
会場に着くと今まで感じたことない くらいシリアスな空気感を肌で感じて 一気に緊張してきた。
jpapa
ちょっとお腹痛いかも
いつもはあまり緊張する方ではないのに 会場の雰囲気にのまれて少し胃が痛んできた。
tattsun
jpapa
tattsun
tattsun
じゃぱぱも頑張ろ
首に紺色と水色のマフラーが巻かれて 一気に暖かくなった。
たっつんがつけてるのは グレーとクリームっぽい色の 色違いのやつだった。
jpapa
tattsun
自分の席に着いてからも 周りの雰囲気がすごくて本当に 俺大丈夫なのかな?ってすごく不安になった。
けどたっつんがくれたマフラーを見たら 俺もやらなくちゃって思えた。
そこからは必死になって問題を解いた。
幸い集中力はある方で朝から 夕方頃まであるテストでも 実力を発揮できたと手応えを感じた。
tattsun
無事1日の試験が終わって会場を出ると もうたっつんが外で待ってた。
jpapa
tattsun
会場のすぐ外でたっつんに 抱きつかれて人が沢山いるのに……って 結構恥ずかしかった。
jpapa
tattsun
疲れた…
jpapa
たっつんもだいぶお疲れモードだったから 俺たちはすぐに家に帰ることにした。
mother
ちゃんとベッドで
寝なさい
jpapa
ご飯もお風呂も済ませたあと ソファでウトウトしては起きてを繰り返して いたらお母さんにそう言われて自室に行った。
まだ寝るのには早い時間だったけど 緊張疲れしてた俺はすぐに眠ってしまった。
jpapa
jpapa
なんか懐かしい…)
目を開けると、外は真っ暗だった。
なんか手が暖かくて見ると大きな手に 包まれててカーペットに座って ベッドに突っ伏して寝ているたっつんがいた。
jpapa
tattsun
俺が体を起こすとたっつんも身じろいで ゆっくり目を開けた。
tattsun
jpapa
tattsun
へにゃりと笑ってそう言われて チカチカ光ったスマホを見ると たっつんから凄い連絡が来てた。
jpapa
jpapa
tattsun
tattsun
jpapa
良かったのに
tattsun
大丈夫だよ
それはきっと彼の優しさで俺を起こさないで 自分は1人で布団もかけずに床に座ってて すごく申し訳なく思った。
jpapa
ここ、くる?
俺がベッドの端っこに寄って スペースをあけると予想外にも たっつんは首を横に振った。
tattsun
jpapa
そんなに狭くないよ
tattsun
よく分からなくて首を傾げていると 項を支えられてキスをされた。
tattsun
入ったら我慢できなく
なるからだめ
耳元でそう言われて恥ずかしかったけど 俺の家だから気にしてくれてるんだって 思ったらちょっと嬉しかった。
jpapa
いいのに……
独り言を言うみたいに ボソッと呟いたらたっつんが頭を抱え始めた。
tattsun
言うんかな
たっつんがベッドに乗ってきて 自然と床ドンみたいな体制になった。
でも軽くキスされただけで それ以上はしてこなかった。
jpapa
tattsun
今日は我慢する
jpapa
ゆあんくんとは大違いだ、なんて また無意識に2人を比べてしまってた。
tattsun
誰か来た?
jpapa
tattsun
誰か来たかなって
jpapa
tattsun
たっつんが来るまではずっと寝てたし お母さんは部屋に来たかもしれないけど。
なんでそんなこと聞くんだろうと 思ったけどなんとなく聞かない方が いい感じがして結局聞けなかった。
jpapa
tattsun
tattsun
jpapa
行ったらいいのに
mother
けばいいのに!
tattsun
できる日にお邪魔します!
tattsun
おやすみ
たっつんは0時前に帰った。
俺とお母さんで見送って俺もまた眠気を 感じて寝ようと部屋に戻ろうとした。
mother
ゆあんくんと
ちゃんと話せたの?
jpapa
お母さんの言葉に階段を上る足を止めた。
jpapa
mother
来てたじゃない
mother
声掛けたら、最近喧嘩
しちゃったからって
言ってたわよ
mother
jpapa
jpapa
「早く仲直りしなさいよー」 ってお母さんは言って リビングに戻っていった。
とりあえず俺も自分の部屋に戻ろうと 階段をあがった。
スマホを見てみるけど、特に連絡も来てない。
jpapa
意味わかんない)
疲れて思考回路が回らないし もう頭を使いたくないので寝ようと思って 電気を消そうとした時 勉強机の上に何か置いてあるのに気付いた。
それは小さい箱で、見覚えがない。
細い紐で結ばれたリボンを外して箱を開ける。
jpapa
中から出てきたのは小柄なネックレスで 今の俺には眩しいくらい輝いて見えた。
箱の下に挟まれてた 小さいメモみたいな紙には、
「誕生日プレゼント 遅くなってごめんね 受験お疲れ様」
って、それだけ書かれてた。
jpapa
本当、最後まで自分勝手。
忘れようと頑張ってるのに 俺の気持ちなんか無視して入り込んでくる。
……なのにこんなに振り回されてるのに なんでずっと頭の中にいるんだろう。
なんで、俺は今 こんなに悲しい気持ちになってるの?






