あれから数日が経った
ユーハンは無事救出され、屋敷で治療を受けていた
ルカス
うん、怪我の治りも順調だ
ルカス
体調も随分回復したようだね
ユーハン
ありがとうございます、ルカスさん
ユーハン
ご迷惑をおかけしました
ルカス
いやいや、迷惑だなんて思っていないよ
ユーハン
いえ、本当にご迷惑をおかけしたと思います
ユーハン
舟に乗った所までは覚えているのですが…
ユーハン
そこからの記憶が飛んでしまっていて…
ユーハン
気付いたら、デビルズパレスにいて…
ユーハン
しかも2日間も眠り続けていたなんて…
ルカス
………
ユーハン
そういえば、主様はいらっしゃらないのですか?
ルカス
え…?
ユーハン
あっ居なければ大丈夫ですが…
ユーハン
あの遠征から…体調を崩されていないか心配だったので…
ルカス
ぁ…そ、そうだったんだね…
ルカス
そうだね…今主様は、以前よりも体調が悪化してしまって部屋で眠っているんだ
ユーハン
そう…なのですね……
ルカス
………
ルカス
少し主様の様子を見てくるよ…
ルカス
………
ユーハン
!
ユーハン
あの、私も同行してもよろしいでしょうか
ルカス
えっ…でも……
ユーハン
室内には入りませんので大丈夫です
ルカス
………
ルカス
分かったよ…
2階へ続く下り階段
ベリアン
あっ…ルカスさん
ルカス
おや、ベリアン
ベリアン
今からそちらに向かうところだったんです
ベリアン
ユーハンさんにお二人のことを紹介したいので
ルカス
そうだったんだね
ハナマル
ふわぁ〜あ( ´〇` )
テディ
初めまして
ユーハン
貴方はグロバナー家の…!
ユーハン
ん?その隣の方は…
ベリアン
彼はカワカミ・ハナマルさん
ベリアン
そして、テディ・ブラウンさんです
ベリアン
彼らもユーハンさんと同じで…
ベリアン
新しく悪魔執事に加わってくださる方々です
ユーハン
そうなのですね
ユーハン
シノノメ・ユーハンと申します
ユーハン
先日まで、サルディス家の軍隊に所属していました
テディ
これからよろしくお願いします
ハナマル
呼び方は、ユーハンで良いか?
ユーハン
えっ…は、はい
ハナマル
俺たちは同じ部屋の執事ってことで、これから一緒に生活するらしいんだわ
ハナマル
そういうことだから
ハナマル
よろしくな、ユーハン
ユーハン
よ、よろしくお願いします
ベリアン
そういえば、ルカスさんはどこへ行かれるところでしたか?
ルカス
私はこれから、主様の様子を見に行くところだったんだ
ベリアン
主様の…ですか…
テディ
(´・_・`)
ハナマル
………
ハナマル
なら、俺は行かない方が良いな
ハナマル
また発作が出ちまったら困るだろ
ルカス
………
やめてください主様!!
テディ
今の声は、ムーちゃん!?
ルカス
行こう!
皆んな
((……シタタタッ
皆んな
((……シタタタッ
止めないでムー…!
私が消えれば…こんな問題すぐに解決することだったんだよ…
みなさんだって…本当は私がいたら迷惑だって思ってる…
ルカス
!!??
🚪ガチャ!!
ルカス
主様!
ルカス
!!??
メア
………((ググクッ…🎀
そこには、リボンで自分の首を締め付けてるメアがいた
ムー
あっルカスさん!
ムー
ベリアンさんたちも!!
ムー
お願いです!!主様を止めてください!!
メア
離してムー!!
メア
なんでわかってくれないの!!
メア
これは私が消えればすぐ解決することだったんだって!
ベリアン
やめてください主様!!
ベリアン
貴方が消えることなんて誰一人と望んでおりません!
メア
嘘だよ…
メア
皆さんだって…本当は迷惑だって…
メア
ムーだってそう思ってるよね……
メア
お母さんが言ってたの……
メア
私は…何も出来ない約立たずだって……
メア
消えて当然なんだって……
ハナマル
?
ムー
そんなこと…!!
メア
もう…大丈夫だから…
メア
私が消えれば…みなさんだって……
テディ
そんなこと誰も思ってッ…!!
((ダダッ!!…ガシッ!
???
やめてください…主様…!