やっとの事で仕事が終わって、家に帰りついたのは、23時すぎ
ヒールを脱ぐ音すら、体に響くくらいには疲れていた
鍵を開けて玄関を入ると、すぐにふわっといい香り
部屋の奥から、
翔太
って、優しい声が聞こえる
翔太
翔太がキッチンから顔を出して、笑いながら近づいてくる
翔太はグレーのスウェット姿。、リラックスした髪型も、ゆるい雰囲気も、全部が安心感そのものだった
靴を脱ぐより早く、翔太がぎゅっと抱きしめてくれる
翔太
と聞く声が、耳元で甘く響く
〇〇
と答えると、翔太はほんの少しだけ離れて、私の顔をじっと見つめる
翔太
そう言っておでこにキス 不意打ちすぎて、心臓が跳ねる
翔太
翔太
そう言って差し出されたのは、 彼の白シャツ
柔らかくて、洗い立てで、だけどどこか彼の香りが染み付いてる
着替えてリビングに戻ると、ソファに座っていた翔太がちょっと目を丸くした
翔太
〇〇
翔太
そう言いながら、彼は隣に座った私を引き寄せて、抱きしめる
ギュッと背中にまわされた腕に、体がすぽっと収まる感じが心地よくて、疲れがじわじわ溶けていく
翔太
耳元で囁く声が、やけに優しくて涙が出そうになる
こんなに頑張らなくていいって、ただそばに居てくれるだけでいいって
その存在だけで伝わるのが、たまらなく嬉しかった
翔太
そう言って、彼はもう一度抱きしめてくれた
この人の前だけは、強がらなくていいんだ……そう思えた
彼のシャツの中に、彼の腕の中に、私だけの特等席がある
そんな仕事帰りの夜
翔太は、世界一甘くて、あたたかいご褒美だった
主
主
コメント
6件
いやいやめっちゃうまいよ〜、‼️ あっまあまの、しょっぴー、最高だった、‼️
愛梨ちゃんめっちゃ上手いと思うよ? わたしは大好きだよっ!!