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親友に着いて行っただけなのに。
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ある日の放課後 私はいつものようにさっさと家に帰ってぐうたらしようと思っていたところ私の幼なじみでもあり親友でもある××に呼び止められた
そしてその呼び止めた内容はと言うと髪を金髪に染めたりタトゥーを入れたり人を殴るなどといういわゆる不良の集まりに参加して欲しいとの事
何故私が? そう聞いたところその不良グループの主なメンバーに親友である私を紹介したいらしい
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ただでさえ私は男子と話せない陰キャだってのになんでよりにもよって1番関わりたくない不良男達なのか
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あんたは馬鹿か? 私は行くとも一言も言ってないしまず私がその集会とやらに行くことを承知するとでも? 今目の前にいる××が私の親友でなければぶん殴ってた
まぁとはいえ目の前で今にも泣き叫びそうな女を放っておく訳にはいかない 泣き叫ばれたら私が困るんで
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そんなに私が承知したことが嬉しかったのか目を輝かせブンブンと首を振る××
なんでも聞くと言うので私はお構い無しに言わせてもらおう
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そういうまんまと騙されるとこ大好きだよ
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私はあまりの遠さについ口が悪くなってしまった
ハーゲン○ッツを奢るという約束をした後私達はすぐに不良達のたまり場である何とか神社に行くことにした
まぁ行くことにしたのはいいんだが神社につくまでの道が遠すぎるのだ しかも××にいつもこの距離を歩いていってるのかと問いつめたところいつもは東京なんたらのメンバーにバイクで送って貰ってると
お前それ先に言えよ それ先に言ってたら自転車でもなんでも乗って来れたのに
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いつも肝心な所が抜けている××に睨みを効かせながら歩く 何がえへだよ!!!そんなんで私のこの恨みを無くせると思うなよ
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どうやら××を睨んでいるうちに不良の集会である神社はもうすぐそこにあった
そしてもう既に東京なんたらのメンバー達が集まっているのか神社の中からガヤガヤと声が聞こえる気がした あー、入りたくねぇ、、、
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神社の中に入って早々私は思わず口から出てしまった これは不可抗力だ
何故なら目の前の光景は左から金髪金髪金髪ひとつ飛ばさず金髪金髪金髪 なのだから
もちろん黒髪とかもいるけど普通の黒髪男子じゃなくてリーゼントとか刈り上げとかそれはもうThe・不良って感じ
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今すぐにでも帰りたいと願う私とは裏腹にもう何度もここを訪れているであろう親友はニコニコの笑みだ お前はここの奴らと面識があるから何も怖くもないんだろうけど私しからしたら全員金髪リーゼント野郎にしか見えないんだよ
マイキー
するとまたもや金髪の小柄な男がよってきた
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マイキーと呼ばれたその男はどうやら××と仲が良いらしい しかもその後ろからもゾロゾロとおそらくこのグループの主なメンバーであろう人達がやって来た
もちろん私はそんな不良に耐性がある訳でもないのでこんな大量に来られたら怖すぎて体がガタガタと震えてくる
しかも私の気も知らないで××という女はお喋りに夢中になっている てめぇハーゲン○ッツ2つ買わせるぞ
ドラケン
私がぼへっとしながらも心の中で××を罵倒しているとこの中で一番大柄で厳つすぎる男が私を見ながらそう問いかけていた あんた怖すぎ
ミツ谷
場地
千冬
すると大柄の男に続いて眉毛が途切れている男にロン毛の八重歯男、またしても金髪の男が次々にそう問いかける ロン毛の男に関しては失礼すぎる
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いきなり初対面にこんなに話を振られてあ、私はですねー!なんて話せるほど私は陽キャじゃないので××に「お前が紹介したいって言って連れてきたんだからお前が言え」と言う視線を向ける
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私のその視線を何と勘違いしたのか知らないけどいきなり私の肩を抱き寄せ嬉しそうに私を紹介する×× おい、何がよくぞ聞いてくれただよ
ていうかもっと早く紹介しろ??
マイキー
マイキー
どうやら私に興味を示したのか佐野万次郎 そう名乗った小柄な男 いや別に宜しくするつもりは無いんですけど
ドラケン
ミツ谷
そして佐野さんに続くように厳つい男、眉毛途切れ男とそれぞれ自己紹介して来た
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うん、いきなり覚える人が多すぎる
しかも3割金髪 覚えられる気がしない
ま、別に今日だけだしいっか もう会うことは無い
なんて思った自分を殴りたい
マイキー
ドラケン
ミツ谷
場地
千冬
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何故こうなった
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親友に着いて行っただけなのに。