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パッと離れた指先が、急に冷たくなった気がした。 廊下を通り過ぎていく足音を、二人は息を殺してやり過ごす。 憂太:「……あ、行っちゃったね」 憂太が少し残念そうに笑う。真希は赤くなった顔を隠すように、乱暴に髪をかき上げた。 真希:「……っ、帰るぞ。呪具の手入れは終わりだ」 憂太:「うん。……送っていくよ、真希さん」 寮までの帰り道、二人の間には変な沈黙が流れていた。 さっきまであんなに近くにいたのに、今は少し離れて歩いている。でも、ポケットの中の右手が、まだ憂太の熱を覚えていて、真希はそれをギュッと握りしめた。 その夜。真希は自室のベッドで、何度も寝返りを打っていた。 真希:(……っ、寝れるわけねーだろ、あんなことされた後に!)
その時、枕元のスマホが震えた
乙骨憂太
隣の部屋にいるはずの憂太からの チャット。 心臓が跳ねる。無視しようと 思っていたのに指が勝手に返信を打っていた。
真希
乙骨憂太
乙骨憂太
乙骨憂太
真希:(……っ、こっちのセリフだよ!)
画面を見つめる真希の顔が、また火照りだす。
乙骨憂太
乙骨憂太
真希は唇を噛んで、震える指で 打ち返す。
真希
真希
送信した瞬間、壁の向こうから微かに「ふふっ」と幸せそうな笑い声が聞こえた気がした。
乙骨憂太
乙骨憂太
真希
乙骨憂太
真希:「……っ?!バーカ!」
真希は顔を真っ赤にしてスマホをぎゅっと握りしめて、布団に深く潜り込んだ。 真希:(……アイツ、あんなこと言っといて自分はぐっすり寝るつもりかよ) 壁の向こうはもう静かだ。 さっきまで繋いでいた右手のひらが、まだジンジンと熱い。 明日、どんな顔をして会えばいいのか。 朝一番に、アイツはどんな顔で「おはよう」って言ってくるのか。 考えれば考えるほど、目が冴えていく。 結局、真希が眠りにつけたのは、空がうっすらと白み始めた頃だった。 真希:(……明日、絶対あいつの顔まともに見れねぇ……っ) (つづく) 「あとがき」 皆さんこんにちは! すみません…今回は一話とシチュエーションが同じような感じになってしまいました… ついに10話です! これからも頑張って書いていきたいと思います! もう小説書き始めて3日がたちました…! そろそろ他の『呪術廻戦』CPの 短編小説を書いてみたいな…と思っております! そこで皆様にお願いがあります! 書いて欲しい『呪術廻戦』CPの短編小説リクエストをコメント欄に書いて欲しいです! 出来ればCPと一緒にシチュエーションも書いて頂けるととても助かります! ここまで読んでくれて本当にありがとうございます! また、次の作品で会いましょう!