父親
あ〜腹立つなぁ!!
ボコッボコッボコ
琳寧
(痛い...
父親
なんで俺が!
ボコッ
琳寧
(やめて
父親
怒られなきゃいけないんだよ!!
クラッ
琳寧
(...ぼんやりしてきた...
父親
あ〜スッキリした
父親
やっぱイライラした時は雑魚を痛めつけるに限るなぁ
父親
さぁて、パチンコにでも行ってくるか
琳寧
.....
父親
いつも言ってるが
逃げ出すんじゃねぇぞ
琳寧
は...い...
バタン (ドアが閉まる音
凜音
琳寧!大丈夫か?))
琳寧
........凜..音..?
凜音
チッあのクソ野郎...!))
琳寧
大丈夫...だよ。私は体が丈夫だから....。
凜音
そういう問題じゃ....))
凜音
はぁ...無理は絶対すんなよ。限界だったらすぐに俺に言えよ?))
琳寧
うん。ありがと...
琳寧
...はぁ、あの頃に戻りたいな...
ー数年前ー
お母さん
琳寧、こっちにおいで〜
琳寧
お母さん!
(( *´˘`)´˘`*)ギュッ
お母さん
琳寧は可愛いねぇ
琳寧
(*´ ˘ `*)エヘヘ
お母さん
凛音も可愛いよ
凜音
...))
琳寧
お母さんも綺麗だよ
お母さん
ありがとう
こんな風に幸せな時間がずっと続けば良かったのに
父親
帰ったぞ〜
琳寧
ヒッお父さん...
お母さん
あ、おかえりなさい...
父親
チッ、出迎えもなしかよ
お母さん
ご、ごめ―
父親
.....
父親
おい
お母さん
...はい
父親
車乗れ
お母さん
...え?
父親
ドライブだよ。早く行くぞ
父親
ちゃんといい格好していけよ
お母さん
あ、はい!
お母さん
えと…琳寧は?
父親
連れていかねぇよ。早くしろ
お母さん
...大丈夫。必ず帰ってくるから。待っててね。
琳寧
うん。
それから数時間後
琳寧
....え?
琳寧
その会話を最期に、もう二度とお母さんは帰ってくることはなかった
琳寧
後から知ったんだけど、お母さんは、
事故で死んだんだって
琳寧
2人で崖があるところに行ったんだって。
琳寧
そしたら、お母さんが居たところの足場が崩れ落ちて、そのまま-
琳寧
.....
琳寧
父さんが警察から事情聴取してる時は、泣いて、お母さんの死を悲しんでたみたい
琳寧
でもそんなのは嘘。あいつはそんな事1ミリも思ってない
琳寧
最低だよね
琳寧
お母さんが生きてた間は、私を庇ってくれたり、代わりに受けてくれたりしてた
琳寧
でもそれからは、全部を私が受けることになった
琳寧
あいつのストレスは昔よりも大きくなって、暴力も激しくなってきた
琳寧
でも、そんな時でも私の救いは、凜音と、祈ることだった。
琳寧
わぁ。今日の空はいつもよりもキレイだね
凜音
そうか?俺には同じように見えるんだが...))
琳寧
そう?ほら、星がキレイじゃん
凜音
まぁ...そうだな。))
琳寧
さて、今日もやるか
ギュッ (両手を握る)
琳寧
ー神様、今日も話を聞いてくださいますか?ー
キラッ
琳寧
ーありがとうごいざますー
凜音
毎回思うんだけどよ、よくこんな奇跡が起きるよな))
琳寧
え?これって、神様が応えてくれた証拠ってことじゃないの?
凜音
あ、そう))
琳寧
....-私は、これからどうしたらいいんでしょうー
琳寧
ーこのままこの状況を耐えればいいのか、それとも、逃げるべきなのか...ー
凜音
...!お前...))
ブワッ
琳寧
わっ、強い風...
???
明日の朝、近くの教会へおいで。君を導いてあげよう
....え?







