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清
二人を救うと決めた以上、まずは“最初の歪み”を正しに行かなくては。
前の時間軸では、ほんの些細な誤解と、政府からの圧力が二人を追い詰め、呪いを強め、
二人に負荷がかかり、あぁなった。
ならば、あれを起こさせないように動く必要がある。
清
紙と筆を取り、
“誤解が起きる前に”
“負担が爆ぜる前に”
ほんの一筆、未来を変えるための手紙を書いた。
清
書き終えた瞬間、
空気がビリ、と震えた。
清
家の影が、一瞬だけ二重にぶれた。
太陽の光がノイズのように揺れ、
まるで世界そのものが“処理落ち”したみたいだった。
清
________だが直感が告げていた。
いま、何かが書き換わった。
それでも、我は__________。
手紙を日本に送り、
韓国にも連絡を取るべく動き出した。
奇妙な違和感はあった。
まだ日韓のどちらにも、変化はない。
むしろ、日本の返事は前より柔らかく、
韓国の声には棘が減っていた。
清
そう思ったときだった。
カツ……カツ……カツ……
乾いた足音が背後から近づいてきた。
振り返るまでもなく、嫌な予感だけが背中を撫でる。
仏帝
その声は、仏帝だった。
だが、様子が違う。
白磁のような肌はいつも通りだけれど、
その瞳に……
“色”がなかった。
淡い灰色で、濁っている。
清
仏帝
清
仏帝はこめかみに手を当て、頭痛でもするように眉を寄せた。
仏帝
清
仏帝
仏帝
清
仏帝
仏帝が指をさす。
そこには、フランスがいた。
だが________どこか、“薄い”。
輪郭が時折、砂のように崩れている。
清
仏帝
フランス
仏帝はかすかに肩を震わせた。
仏帝
風が吹いた。
一瞬、視界が乱れ、
フランスの姿が透明になった。
まるで存在そのものが剥がれ落ちているみたいだった。
清
仏帝
仏帝は、我を諭すように言った。
仏帝
仏帝
仏帝
そのときだった。
イングランドがふらりと現れた。
目は虚ろで、どこを見ているのかもわからない。
イングランド
清
イングランド
イングランド
突然、頭を押さえ、
地面に崩れ落ちた。
イングランド
清
触れた瞬間、静電気のような感覚が走った。
イングランドの体が微かにノイズを帯びる。
まるで、"存在のデータ”が欠損しているみたいに。
仏帝
仏帝
仏帝
仏帝
清
仏帝
仏帝
仏帝
仏帝
仏帝の声は震えていた。
恐怖ではなく、覚悟の揺らぎのように。
仏帝
清
即答だった。
清
仏帝
清
風が吹き荒れた。
太陽が再びノイズのようにざらつき、
空に“ひび”が入るような音がした。
ピシィッ……!
イングランドの影が、ほんの一瞬だけ“二つ”に割れ、
すぐに戻った。
仏帝
清
清は空を見上げ、
静かに告げた。
清
その瞬間、
空が割れ、
世界が軋む音を立てた。
世界の悲鳴か。
それとも、始まりの合図か。
我はそれでも、彼らを救いたい。
でも、世界が壊れたら___
救えるものも、救えない。
即答したものの、我はずっと迷っていた。
この世界が、なんなのか。我にはわからない。
けれど、所謂"逆行"というもののようなものをしていることはわかる。
清
清
空に浮かんでいたヒビ割れが、少しずつ修正されては、また戻る。
まるで、世界が我と......"バグ"と、葛藤しているようだった。
きっとこれから起こそうとしている"歴史の改変"をしたら、この世界はどうなるのだろう。
今度こそ、本気で___________
清
世界か、あの二人か。
人数を見れば、本来ならば助けるべきは_______世界だ。
でも、だからと言って、彼らを捨てることは…
でき、ない。
清
もし、この声が、誰かに届いているのならば。
清
清
空のヒビが一瞬、治りかけたような気がした。
清
清
どうせ誰も聞いちゃいないけど。
それでも、我は、彼らの"耀"にすがるように、
そう、呟いた。
彼 乃 愚行 乎、
許 敷升ヵ?
許 州>>>♡100