ジュクアイ

【仮】『わたし、もうすぐバズります』

“バズりたい”――その欲望から、少女はSNSの虚像を演じ始めた。
「かわいいね」の言葉に依存し、自分を“フォローされる存在”へと作り替えていく。
でも気づけば、画面の中の「わたし」は、もう“私”じゃなかった。
承認欲求が暴走する先で、彼女が見た“本当の地獄”とは──。

私の心臓をつかむあなたの手が冷たくも温かい～収穫祭～

ごく普通の主婦・橋本千尋は夫と二人でささやかな日常を送っていた。
ある日、千尋は中学時代の友人だった小川一華と再会する。
一華は中学時代に両親に不幸があり中二の冬に引越ししたが、
その後 芸術の才能が開花し、海外留学の末に有名な彫刻家となっていた。

　千尋は一華と交際を深めるうちに、その豊富な知識や自分とは違った世界に生きる彼女に憧れを抱き、自分も刺激を求めはじめてしまう…
そこで、アートスクールで知り合った年下の男性と親しくなり、異性としての魅力に心が揺れ動き今までに感じたことのない淫らで刺激的な感情が生まれる。

　だが、二人の出会いはすべて、一華が仕組んだことだった。
一華は中学時代に千尋にいじめから助けてもらった過去があり、彼女に対して狂気的な執着を抱いていたのだ。

一華はなぜ狂気的な執着を千尋に向けるのか、一華に操られる千尋の行く末は……。

アイドルに咲いた赤い薔薇

あなたが消えた日

離婚の傷を抱え、タクシー会社に身を寄せた朋美は、所長・井浦和寿と危険な情熱に溺れる。
和寿の姉・奈央の冷たい視線が、絡み合う運命に暗い影を落とす。
決して交わるはずのなかった三人の秘密。
その先に潜むものは、救いか、破滅か。