IRIS　体調不良

現在、私 If は血眼になってパソコンと向き合っています

その理由はというと

クソ上司に仕事を押し付けられたまでは良かった

いや、良くないけどね？ 立派なパワハラだけどね？

そんなことはこの際置いといて

会議があるのに仕事が終わらないことが問題

ｽﾞｷｽﾞｷｽﾞｷ

こうして頭痛もある始末

そのせいで仕事をするスピードも下がり嫌になる

痛む頭を抑えて机に突っ伏してふと時計を見る

時計の短針は会議の10分前を指していた

会議に出席せずに皆に迷惑をかけるより自分が我慢するほうがマシなんだ

椅子の下に放り投げていた鞄を手に取り書類に少しの別れを告げた

いつもは遅刻なんてしないいふくんが珍しく遅刻した

僕たちが言えたことじゃないがあの人はすぐに無理をするから心配

しばらく待っていると息をきらしたいふくんが来た

そういう彼の顔色は真青で皆も戸惑っているのがわかる

そうじゃないでしょって、無理するなって怒鳴りたくなるのをグッとこらえた

遅れて到着したまろの顔色は最悪だった

休めと言いたいけどまろの努力を無下にしてしまうようで言うことができなかった

それは他メンバーも同じだろう

やばいとは理解しているものの声をかけることができない様子だ

一足先に帰宅する彼はきっとこのまま帰らせれば無理をするのだろう

どうしよう、とないこに訴えようとほとけが声を発する

その問いが分かっているように悲しげな表情でないこは首を横に振った

ﾊﾟﾀﾝ、と扉が閉まる音を確認し

と意見を述べた

すぐに帰らせるより会議で少しでも休ませる時間を取らせるべきだった

後に続く言葉は言わずもがなだった

やっとの思いで帰宅してもやることは仕事だ

出かける前より酷くなっている頭痛に苛立ちを覚え作業に取り掛かった

どれくらい時間が過ぎたことだろう

名前を見るだけで嫌になる

上司から電話がかかってきた

出るのも億劫ででも無視をすれば嫌がらせが酷くなるだろうから

仕方なく通話ボタンを押した

心も身体もとっくに限界を迎えていたようで涙が止まらなくなった

でもそんな身体に鞭をうち自室を後にした