ミキ
はぁ…
ミキ
何でこんなことに…
ササッ
カーテンが開けられた
みさき
…
ミキ
み、みさき…
そこには、みさきがいた。
ミキ
そ、そういえば、保健委員だったね…
みさき
…大丈夫
ミキ
だ、大丈夫!
ミキ
早く戻らないと…
みさき
待って
ミキ
え…
みさき
まだ安静にしてて
ミキ
わ、分かった…
みさき
それじゃ
ミキ
あ、ありがとう
ミキ
(そういえば、みさきのお母さん、)
ミキ
(看護師さん…だったか)
ミキ
はぁ…
ミキ
もういっそ、
ミキ
このまま未来に飛びたい…
みさき
…
なつき
あ!ミキ!
ミキ
なつき…
なつき
よかった〜!心配したんだよぉ〜!
ミキ
ご、ごめん…
なつき
謝らなくていーの!ほら、授業始まるよっ!
ミキ
う、うん
放課後
ミキ
疲れたぁ…
ゆき
ミ〜キっ
ミキ
あ、ゆき
ゆき
ねぇ、知ってる?
ゆき
柊とこうき、喧嘩したんだって
ミキ
え
ゆき
ほら、あれ
ゆき
いつもいっしょに帰ってるのに、
ゆき
今日1人で帰ってるよ、柊。
ミキ
ほんとだ…
ミキ
でも、私には関係ないし
ミキ
行こっ
ゆき
え、あっ、うん…。
私は、早歩きで
柊を追い越した
ゆき
ね、ねぇ…ミキ…
ミキ
ん?
ゆき
本当に…諦めるの…?
ミキ
え…?
ゆき
あんなに、仲良かったじゃん。
ミキ
えっと…
ゆき
柊だよ。柊。
ミキ
…
ゆき
一回でも、
ゆき
自分の思い、伝えてみたら…?
ミキ
……
ミキ
そう…だね
私は笑って、ゆきの言葉に返した