中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
中也
その日は夕立が降った。
中也
俺と太宰は急いで雨宿りをした。太宰は濡れた頭を左右に振り邪魔くさそうな前髪をかきあげた。
太宰
中也
太宰
太宰
中也
いつものようにグチグチと文句をつける太宰に呆れた俺は舌打ちだけして、迎えの車を待つことにした
視界を遮るほど激しく降る雨。人の話し声もかき消す。
すると。ドサッと鈍い音がした。
恐る恐る振り返るとそれは太宰だった。
頬は紅潮し、額からじんわり汗が染みている。息は走ったかのように荒い。
中也
中也
只事じゃない。あの太宰が倒れたんだ。2発撃たれても、致死量の毒を盛られても立っていられるあの太宰。
そんなやつが倒れた。
太宰
2、3分して、太宰は立ち上がった。だけどふらふら。壁に持たれてもまだ、ふらつく。
中也
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
太宰
くだらない云い合いをしてると太宰は力尽きたのか俺の懐に倒れ込んだ。
その後何度声をかけても眉間に皺を集めるだけで、太宰は目を覚まさなかった。
太宰が目を覚ましたのはこの日から3日後
目が覚めると森さんが真っ先に視界に入った。
太宰
森さん
太宰
森さんの隠し部屋。どうして…ただの怪我なら医務室に運ばれるばす…
太宰
森さん
三日前。中也と任務があった日…
太宰
森さん
太宰
森さん
森さんは私が倒れたという。でも森さんがそう云うなら本当だ。だけど全く記憶にない。
森さん
森さん
バレてた…
私は一ヶ月半前から体が火照り、吐き気、だるさがあった。ここで嘘を付けば多分森さんにこっ酷く叱られるから正直に答えた
太宰
森さん
森さん
太宰
森さん
太宰
森さん
太宰
森さん
森さん
森さん
がつん。鈍器で頭を殴られたような気分だ。森さんの真っ直ぐな眼差しに嘘は無かった。
先程森さんは心当たりといった。
ある。2ヶ月ほど前中也と共に夜を過ごした。でも。私は男だ。
太宰
森さん
太宰
森さん
太宰
森さん
森さん
私は男にして孕める体であった。
そう頭で認識した途端。今までとは違う吐き気が込み上げてきた。
不安?焦り?いや違う。そんなものじゃない。
私は、とんでもない罪悪感に押しつぶされそうになった。
太宰
森さん
森さん
太宰
森さん
子供を作ってしまった罪悪感じゃない。中也に対しての罪悪感だ。初めて人を殺めたときよりも苦しい。部下を裏切ったときより苦しい。
自然と涙が溢れてくる。中也なんて大嫌いなのに。なんで。
なんで、あのとき抱かれたいと思ったのだろう。どうしてあの時中也のことを愛おしく思ってしまったのだろう。
私は、今。中也の人生を潰した。
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
ぷぅぴす
コメント
7件
この人は神様なのかもしれない!!待ってください!? この太宰さんの病んでる?感じと言うのでしょうかね? 好きです!!💌( ≧∀≦)ノ