真っ直ぐな心がぶつかる瞬間
その衝撃の中で生まれた言葉は
す き …
ep.3 本当の気持ち
え?
健
今の気持ちって…
健
斗亜
斗亜
斗亜
健
タッタッタッ
なぜか今はその場から逃げ出したかった
心臓のドキドキが収まらない
誰かに聞いてほしい
僕はおもむろに携帯を開いた
斗亜
風雅
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
ザッザッザッ
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
雨上がりの独特の匂いが鼻につく
頭の中ではぐるぐると 同じ言葉を繰り返していた
斗亜
拓哉
斗亜
斗亜
下を向いてうなだれると
横に静かに西村くんは座ってきた
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
斗亜
斗亜
拓哉
静かな公園には 2人の声だけが聞こえていた
1歩公園を出ると騒がしい街並みも
この中でだけは別の空間にいるように
ただ静かに時が流れていた
拓哉
拓哉
拓哉
拓哉
斗亜
斗亜
斗亜
拓哉
静かな公園に響く声
その後にまた戻る静けさ
長い沈黙の後に口を開く
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
ベンチから腰をあげると
少し足元がふらつく
浮いたような感覚に持ってかれ
倒れそうになった時…
バッ
すかさず手を出す西村くんの 腕にもたれ掛かると
ちょうど目と目があった
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
しゃがんでおんぶする姿勢を見せると
僕のほうを振り返る
斗亜
斗亜
拓哉
斗亜
なぜかその場でくるっと 華麗なターンを決め
ドヤ顔で見上げる
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
〜 電車の中にて 〜
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
パタンッ
空いた車内の中で躊躇なく 膝枕ができるのは
2人でいる時間が長いからかもしれない
ただ今は静かに目を閉じた
拓哉
斗亜
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
斗亜
拓哉
拓哉
ガタンゴトン…
拓哉
拓哉
斗亜
ガタンガタン…
次の駅に着いたのか 強いブレーキ音が鳴り響くその瞬間
キィーーーーーーーーー!!!
拓哉
続く…
コメント
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コメントいっぱいいただいてありがとうございます💦💦 励みになります!!🙇✨