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ミト
私 、水戸優佳( 22 ) 、
絶賛彼氏と喧嘩中です 。
ミト
ミト
ミト
夜が更ける 、深夜1時頃 。
私は小さい頃から知っている 小さな小さな公園のブランコで一人 、 彼の事をぶつぶつと呟いた 。
相変わらず自己解決しようと してしまうのは 、中学の頃からの癖 。
彼とは高校からの付き合いだ 。
同居していて 、それなりには 仲が良く 、プレゼントも頻繁に するほうだった 。
… はずだったんだけどな 。
ミト
ミト
ブランコに身を委ねる 。 頬を撫でる肌寒い風が心地よい 。
絵の具を全色混ぜたような このぐちゃぐちゃで醜い色も 、 風に無色にしてほしかった 。
私はどこまでも我儘で 、
強欲で 、
自己中心的で 、
はっきり言ってクソだ 。
だから捨てられた 。
たったそれだけのこと 。
それだというのに 、 先ほどから液体が溢れるのを 抑えきれない 。
ミト
ふと声のする方を見ると 、 チャラそうな男が一人 。
夜だというのにも関わらず 付けていたサングラスが 夜空と同化して溶けて行く 。
ミト
チャラチャラと音を立てる程に 小物を付けているその手で 、 サングラスをくい 、と下へさげる 。
噫 、思い出した 。
その瞳を 、
唇を 、
思ゐ出を 。
高校時代 、 私が〝 大嫌い 〟だった後輩だ 。
ミト
キタツジ
その上がった口角が やけに恐ろしく見えて 、
反吐が出そうになる 。
私はそのどこまでも意地の悪い顔を
どうも好きにはなれなかった 。
Profile
ミト
キタツジ
ミト ユウカ 🚺 : 水戸 優香( 22 ) × キタツジ ハヤト 🚹 : 北辻 隼人( 21 )
Mint's contest 作品 ↪︎ 一次創作部門
5話完結予定 。 慣れないチャットノベルですが よろしくおねがいします 🤲🏻
To be continued .