大好きやもん！

奏斗〜

あーそぼ！

どーしたの？

え？！大丈夫？

もしかして…昨日の夜…雨降ってたのに傘刺さないで遊んじゃったから…？

え…ごめん…私が誘ったからこんなことになってしまったんだ…今から行く！

うん！

奏斗！私だよ

今からお粥作るね

お母さん達は？

居ないの？

あ、そっか。キッチン借りるね

ううん。

ん…？どーしたの？

後で隣行ってあげるから寝ときなよ…

もーすぐおわるからあっちでまっときな

奏斗？あっちで待っときなって

なんで…？

私ね…弟が居たの…

でも…今はいない

そう…私が料理してる時に弟もこうやってしてきたの…その時…弟の服に火が移っちゃった。その時弟が…僕の事はいいからお姉ちゃん逃げてって…それから家は全焼…弟は遺体で見つかった…それから私はバッグハグしてくれるのは嬉しいけど…火が移ったら怖いから…あぁやって怒り気味で言っちゃうようになったの。ごめんね。こんな嫌な話で…

言ったら…奏斗嫌な思いしちゃうじゃん…こうゆう話苦手って言ってたし…この前言ったでしょ？私が言いたいことあるんだけど…人が亡くなった話とか大丈夫？って…その時に奏斗は俺そうゆうの無理なんだよね。って言ったから言わなかった…

ごめん…ね

えっ？

ほんとに？

ありがと！

そーかな。だとしたらいいんだけどね

そーだよね！

おかゆ…出来たよ

うん…

うん…弟にもこうやって食べさせたなーって…亡くなって出来ないって思ってたのに今日…奏斗が弟に見えてきて…今も生きてるんだなって…

うん…

うん…ありがとう

うん…！

ʬʬʬ

あのね…もう一個言わせて？

弟の名前ね叶翔って言うんだよ！漢字は1文字だけ違うけど。

うん！

うん！

なんでここまで優しくしてくれるの？

えっ？！本当に言ってる？

なる！

うん！

うん！