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stxxx短編集

2 - 心 / 桃赤

♥

1,215

2022年12月29日

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天然水さんっ!

リクエスト ありがとうございます😖💗

沢山絡みましょーねっ🙄

後、

前回の投稿で身長何センチか 話したんですけど、

やけにいじられまくって

キレました、はい

一向に伸びる気配がありません

去年から1cmも 伸びてないです

てことでやっていきます

すたーと

冷たい風が吹き込んでくる夜.

俺は左手首から垂れてくる 赤い液体に目も向けず、

右手でスマホを操作する.

ふふ...

今日もアンチばっかだなぁ...、

画面をスライドすると、 次々と流れ出てくる悪口.

最初は拒んでいたDMにも、

わざわざアンチを探すために、 封筒マークに手を伸ばすことも 日常になっていた.

午前1時.

空には細く輝く月が 顔を見せているだけ.

きっとあの月だって、

太陽から貰った光を 一生懸命繋いでいる.

...何考えてんだろ、笑

どうでもいいことを考えていると、

ふと腕に力が入らなくなる。

がたんっ...

.........

床に落ちたスマホは、 画面から弱々しく光を放っている.

『まるで俺みたい』などと 適当なことを考えていると ふと我に返る.

ちがう...拾わなきゃ、

そう思い立ち上がると、

突然目眩がして、 壁に寄りかかる.

ッ...いった、

...止血しないとか、

俺は机の上にある ティッシュを数枚手に取り、

左手首から垂れている赤い液体を 上から覆い被せるように抑えた_。

んん...

ふと気がつくと、辺りは明るくて

もう朝なのかと実感する。

時計に目を向けると、 短針は10を指していた.

っ...え、

俺...こんな寝てたっけ、

スマホを見ると 日付が変わっていて、

''今日の予定''のところに 10:15 ~ 会議 と書かれていた.

今日の会議はオンラインで行うもので、

とても重要な会議だった。

.........

急がないといけないと 分かっているのに

何故か足が動かない.

パソコンを立ち上げて discordを開くだけなのに、

ベットから起き上がる気力もなくて

ただ天井を見つめるだけ。

鳴り止まない通知.

1分おきにかかってくる電話.

出ないといけない

既読をつけないといけない

分かっているのに、 指が硬直したかのように動かない

.......

急に通知欄に出てきた あの子の名前.

いつもはめんどくさがって、 人の心配なんてしない彼からの連絡。

今更事の重大さに気づく。

...出なくちゃ、

...赤、?

久しぶりに聞く彼の声。

ん〜...?

どした、体調悪いッ...?

や...だいじょぶ、

.......

なに、どしたの...

いつもの調子じゃないじゃん、

...ん、

...赤、カメラつけて...?

、カメラ...

うん...分かった、

目...隈出来てんじゃん、笑

なんで言わなかったの、

別に...知らなかった.

じゃあなんで隈出来てんの、

...分かんない

...そ、

もう...会議だけど

どーする、?

...今日は...パスしたい、

ん、

彼は、俺が答えを出す前から 分かってたような口調で返事をする。

...ごめんね、

なぁんで謝んの...w

別に、赤が悪いって訳じゃないじゃんw

ん...でもっ、

いーから、

そんな根に持つことじゃねーし、

...ありがと、

ん、...

今週の公式放送も...出たくなかったら休んでていーから、

流石に..公式放送は出ようかな、

ん、そん時の気分でいーよ

......うん

後...自分傷つけるの
抑えよーな、

っえッ...

ばればれだっつーの、

今度赤の家行くから、

...お願いだからっ、!

このこと...メンバーには
言わないで欲し..ぃ、

ん...いーけど

あまりにも抑えきれなかったら
黄にも言うからな、?

!黄ちゃんはッ...

はいはい...分かってるから

...愛方を...失いたくない

そんなんで黄が
失望するかってーの、w

..........

要するにそんな簡単に絆は
壊れないってこと。

もっとメンバー信用しろ、

...うん、ありがと...

ん、じゃ会議始まるから...

またな、

ん...

頑張ってね...

赤の分まで頑張るから
今度なんか奢れよ、

ん、分かったから...

なに、やけに素直じゃん...w

...ちゃんと休めよ、

...ありがと、

じゃ、

うんッ...ばいばい

電話を切ったあと

俺はベットに勢いよく座り、 スマホを放り投げる.

...ふぅ

全部...見透かされてる、

まるで心を覗かれているんではないかと 思うレベルで当たってた。

...なんで自傷してるの
分かったんだろ、

画面...写っちゃったかな、

俺は適当なことを考えながら 眠りに落ちた_。

........

気づくと日が暮れていて、 俺は慌てて体を起こす.

スマホを開くと ついさっき、朝電話をした彼から 連絡が来ていた。

だいじょーぶか

いつもの様に愛想のない文.

うん

俺はそれにノって 記号も何も無しに愛想悪い文を送る

今までのトーク履歴を見ていると、 すぐに既読がついた。

電話かけるわ

は?

突然のことでびっくりした俺は、 思わず打ち込んでしまう。

俺は無心で桃くんからかかってきた電話を 受け取った。

もしもし〜...

ん、なに

うわ冷た...

お前ほどじゃねーよ、

で...なに、要件は?

別に...

赤寂しがってるかな〜
と思って、

ばかか。

別に寂しがってねーよ

彼の不器用な優しさに、 何故か染みてしまう俺はおかしいのだろうか.

なにしてたの、

...寝てた

最近寝すぎじゃね、?w

分かってるけど...、!

まぁ寝るのはいいことだから
沢山寝ろ。

身長伸びろよ。w

っはッ...!?

おまッ...喧嘩売っただろ、!

ふはッ...w

まぁまぁちゃんと寝よーな

『寝る子は育つ』って言うし...

!こいつッ...

wごめんて、!

まじ許さん

このやろ...

2人で協力して進むのは、 まだまだ先みたいです.

end

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コメント

2

ユーザー

ブクマ失礼します!

ユーザー

桃くんイケメン彼氏すぎんか?! こんな彼氏がほしいぃぃぃぃぃ!!!

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