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かぎりある命 電池が切れるまで

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かぎりある命 電池が切れるまで

1 - かぎりある命 電池が切れるまで

♥

70

2018年12月02日

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今から見てもらう話は4年生の道徳の教科書に載っているものです。命の大切さを感じながら読んでみてください

ナレーター

1987年2月26日、朝から大雪。

ナレーター

この日、一人の女の赤ちゃんが生まれました。

ナレーター

雪のように真っ白な肌をした可愛い赤ちゃんー。

ナレーター

その子は ゆきな と名付けられました

ナレーター

ゆきなちゃんは活発で明るい女の子でしたが、5歳の時、突然足が痛いと言い始めました。

ナレーター

顔色が白くなり、微熱も続きー。

ナレーター

その日から、何度も入退院を繰り返すことになってしまったのです。

ゆきなちゃん

しゅじゅつ

ゆきなちゃん

わたしは

ゆきなちゃん

もう3回もしゅじゅつをした。

ゆきなちゃん

一回目は6歳の時だ

ゆきなちゃん

さいしょは

ゆきなちゃん

とてもこわくてないちゃったけど

ゆきなちゃん

3回目は

ゆきなちゃん

お母さんたちに

ゆきなちゃん

がんばってくるねと

ゆきなちゃん

わらって言えた。

ゆきなちゃん

でもやっぱり

ゆきなちゃん

しゅじゅつはこわいな。

ナレーター

入院してから1年6ヶ月、ようやくゆきなちゃんに退院の許しが出ました

ナレーター

一時は悪夢のどん底に突き落とされたゆきなちゃんにとって、夢のような日がやって来ました。

ナレーター

学校にも、行けるようになりました。

ナレーター

マラソン大会では最後まで走り抜きました。

ナレーター

ニコニコしながらゴールイン。

ナレーター

お腹の手術も隠すわけでもなく、

ゆきなちゃん

ゆきな、心臓を一つ取っちゃったんだ。

ナレーター

と、友達に話すほどです。

ナレーター

ところが、こんな楽しい時間は、長く続きませんでした。

ナレーター

3年生に上がる直前の3月、急に、肩に痛みが走りました。

ナレーター

ゆきなちゃんにはその痛みは覚えのあるものでした。

ナレーター

そして、子供病院に再入院。

ナレーター

またゆきなちゃんに、病との戦いが始まりました。

ゆきなちゃん

ゆきなちゃん

命はとても大切だ

ゆきなちゃん

人間が生きるための電池みたいだ

ゆきなちゃん

でも電池はいつかは切れる

ゆきなちゃん

命もいつかはなくなる

ゆきなちゃん

電池はすぐにとりかえられるけど

ゆきなちゃん

命はそう簡単にとりかえられない

ゆきなちゃん

何年も何年も

ゆきなちゃん

月日がたってやっと

ゆきなちゃん

神様から与えられるものだ

ゆきなちゃん

命がないと人間は生きられない

ゆきなちゃん

でも

ゆきなちゃん

「命なんかいらない」

ゆきなちゃん

と言って

ゆきなちゃん

命をむだにする人もいる

ゆきなちゃん

まだたくさん命がつかえるのに

ゆきなちゃん

そんな人を見ると悲しくなる

ゆきなちゃん

命は休むことなく働いているのに

ゆきなちゃん

だから、私は命が疲れたと言うまで

ゆきなちゃん

せいいっぱい 生きよう

ナレーター

ゆきなちゃんが亡くなる4ヶ月前に書いた詩です。

ナレーター

すずらんの花が大好きだったゆきなちゃんは、1998年6月28日、5年半におよぶ病気との戦いの末、この世を去りました。

ナレーター

11歳ー。

ナレーター

ゆきなちゃんの命の電池は静かに切れました。

この作品はいかがでしたか?

70

コメント

1

ユーザー

凄かったです。 超泣ける😭

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