とあるレッスン中
北斗
いたっ!
樹
北斗!?
横移動中に壁にぶつかりそうで後ろに下がろうとした時
変に足を捻ってしまった
優吾
あちゃー捻った?
北斗
いや、大丈夫!
樹
ほんとか?
北斗
ほんとほんと!
みんなには迷惑かけたくないし、そこまで痛くないからきっと大丈夫
しばらく経つと
足、痛いな、
捻った時より明らかに痛い
しっかりしてくれよ、俺の足。
次のステップを踏もうと足に力を入れ、床に足をつけた時
ビリビリと電流が走ったかのように痛みが激痛が走った
北斗
っつ、、、
立ってもいられなくなって床に座り込むも痛みは引かない
大我
北斗!?
ジェシー
やっぱり痛い?
慎太郎
ごめんね、見させてね
ズボンを捲られ、靴と靴下を脱ぐとそこにはパンパンに腫れている足首
あー、見なきゃよかった
みんなの綺麗な顔が歪む
何やってんだよ、俺
みんなに心配と迷惑をかけたことへの罪悪感と痛みのダブルパンチで泣きそうになる
ジェシー
うぇ!?
ジェシー
そんなに痛い!?
慎太郎
病院連れて行った方がいいんじゃない?
北斗
ん、ごめっ、グズッ
大我
なんで謝んの?
北斗
迷惑、かけちゃったから、
慎太郎
迷惑じゃないよ!
大我
そうだよ
ジェシー
グループなんだし、仲間なんだし!
樹
迷惑かけあうもんが普通だろ?
優吾
そうだよ、気にすんな、
北斗
うぅ、グズッ
北斗
ありがとう、グズッ
ジェシー
とりあえず病院行こう
慎太郎
だーくんにたのんでくるね
優吾
お願い
樹
北斗、立てる?
大我
支えようか?
みんなが優しくてまた泣きそうになる
優吾
お前どんだけ泣くんだよ、笑
北斗
だって、泣
頭に何か乗る感覚がして俯いていた頭を上げると
優吾
早く良くなれよ?
優吾
俺お前がいねえと調子出ねえんだわ、笑
その言葉を聴いてすぐ俺の中で何かが溢れて髙地に抱きついて泣いた
樹
うわー、髙地が泣かせたー
大我
ほくとかわいい
慎太郎
え、どーゆー状況?
ジェシー
ほくちゃんかあいいねー!!
優吾
泣きすぎだって、笑
俺は本当に恵まれていると思う







