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シオン

ゲーム…?

たっつん

そう!ゲーム!

たっつん

勝った方が一つ言うことを聞く!
簡単やろ?

シオン

勝敗はどう決めるんですか?

たっつん

そうやな…

たっつん

じゃぁ、俺がシオンちゃんを本当に心から笑わせられたら俺の勝ち!
シオンちゃんは…俺を全力で笑わせたらシオンちゃんの勝ち!

シオン

…笑わせる…?

たっつん

そうや。
お互い全力で笑ったら勝ちな?

たっつん

シオンちゃんはどうしたら笑ってくれるかな…?
グレーゾーンとかないか?

シオン

多分ないと思いますけど…
たっつんさんって、大体笑ってません?

たっつん

ちゃうねん。
腹がよじれるくらい笑わせてみ?

シオン

…難しそう

たっつん

これくらいの難易度がええんやん?

シオン

…まぁたしかに…

たっつん

んじゃ、これからゲーム開始な?

シオン

わ、わかりました…

ゲームの話を終わらせ、次にどうするか考えてた時、不意に彼は公園の出入口の方を見た。

子供

お兄ちゃ──

たっつん

ッ…ダメや!下がれ!

その方向を見ると、こっちに走ってこようとするさっきの子供。

直ぐ近くには…車。

私も、やばいとは直ぐにわかった。

だけど、動けなかった。

彼は違った。

たっつん

間に合え!

彼は全力で走っていった。

結果、間に合ったんだ。

子供

……お兄ちゃん…?

急に彼に抱き押され、子供は困惑している様子だったが、徐々に状況を理解したのか、少しずつ泣いていた。

たっつん

急に出てきたらあかんやろ!
周りをちゃんとみぃ!

彼は遅れて走っていった私に子供を任せ、車の人の方へ行った。

私が優しく子供を撫でてる間、彼の言葉に耳を済ました。

たっつん

ここら辺は子供が多いからスピードだしたらあかん!

たっつん

よそ見しとったやろ!
ながらスマホ見とったで!

彼は怒っていた。

初めて聞いた声のト-ン、それはまるで、動けなかった自分にも怒っている感じがした。

子供

…お姉ちゃん…

子供がグズりながら声を上げた。

シオン

なぁに…?

子供

お姉ちゃんは…僕を怒らないの…?

子供

僕、悪い子なんだ…
さっきもね、お母さんに怒られたから家を飛び出して来ちゃって…

子供

お兄ちゃんに助けられたけど、あのままだったら…僕、僕…

弱々しく私に言う子供の姿。

私もこんな風に誰かに話せていれば、こんな性格じゃ無かったのかもしれない。

シオン

そうだね。
でも、私は怒らないよ。

子供

…なんで…?

シオン

お姉ちゃんは、君のお話、ぜーんぶちゃんと聞いてあげるからね。

シオン

今回は本当に危なかったけど、
君も怖かったんだよね…?
お母さんもあのお兄ちゃんも、君の事を思って怒ってくれてるんだよ…?

子供

お姉ちゃんは、僕のこと思ってないの…?

シオン

思ってる。
でも、怒るとは違う思い方だよ。
色々あるの。もう飛び出したりしちゃダメだからね…?

子供

はぁーい…

その後直ぐに親御さんが駆けつけてきて、その子供は帰って行った。

たっつん

大丈夫そうやったな。

シオン

…はい

シオン

足、大丈夫ですか…?

彼が少し足を庇いながら歩いていることを何となくわかった。

たっつん

あ、バレとった?

たっつん

まぁ、大丈夫やろ。
折れとるわけじゃあるまいし。

申し訳ない気持ちになった。

さっきみたいな事が起きた時、私は全く動けないのが悪いところだ。

たっつん

……自分を攻めんでええんよ?

彼は苦笑して私を撫でてくれた。

その日はそのままバイバイした

はい、どうもこんにちは。
なんかよく分からなくなってきました

シオン

主が分かってなきゃ…

解りたいんですけどね…
私的に胃もたれしてる状態です

たっつん

何があったんや。

いやー、難しいなと…

今回、ガチおこしてるたっつんを書きたかったんですけど…
上手く行きません。
こんなのでいいのかと…

たっつん

タヒネタにはならんやろ?

はい。絶対にはしません。
なので今回は子供をたっつんが助けました。

シオン

助かってよかったけど…
あれがなんの伏線になるの?

え?考えてないけど

たっつん

おい!

まぁ、後々何とかなりますよ。
ってかならせないとやばいでねね。

今回も短くなっちゃいました…

たっつん編の♡やコメントの量が予想しずらいですね。
どちらかと言うとなおゆあの方が人気説

たっつん

うるさい!
あの二人が結構伸びてビックリしとるわ!

それはこっちのセリフでもありますが…

いつも♡とコメントありがとうございます。
これからもよろしくお願いします

それではまたどこかで

おつぴちー
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