あの二人が部屋を出ていった後
柘榴
柘榴
ふとそう思い部屋を出て審神者に近い縁側へと行く。
私は夜空を見て呟いた
柘榴
?
ん?声がした。この本丸は霊力が強いから月と会話できるのかも。だったら今のうちにたくさん話そうかな
柘榴
?
柘榴
私はその問いの答えを考える。でもすぐに言葉にできず少しうつむいて話し出した。
柘榴
話すにつれ私は星空を見上げていた。そして視界が歪み、頬に熱い何かが流れる。私は泣いているの?そう思っていると声とともに頬に手が触れる。そして私は驚いて声のほうを向いた。
?
柘榴
?
柘榴
?
今笑っているこの人はいったい誰?衣冠だから平安時代の人?物凄く綺麗な人…刀剣男士だしレア太刀の人かな。
柘榴
?
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月宗近
にしてもこの本丸は情報が回るのが早いな。一斉に斬りかかられでもしたらさすがに防ぎきれない、腕の一本は覚悟しとく必要がありそう。というか三日月ってどこかで聞いたような。三日月…三日月……
柘榴
三日月宗近
この本丸のラスボス…どうしてこんな時に会ってしまったの!この人は一番前任たちからの被害を受けているといっていいほどだ。それなのにこんな格好で会うなど相手を不機嫌にさせる要素しかない。謝ろうと思い自然と土下座をしていた。
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月宗近
柘榴
軽くお辞儀しながら審神者部屋へ歩き出す。ートン トン トン ん?足音が二十なんだけど…もしかして三日月さん?部屋に戻るって言ってたし。ートン トン トンやっぱり聞こえる!ってことは幽霊?ちょっと怖いけど後ろを見てみよう。
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月さんの部屋もこっちのほうなんだ。疑っちゃってすいません。
柘榴
三日月宗近
え、空耳が聞こえたような。私が後ろを振り返れば三日月が居た。ここは審神者部屋なので行き止まり、つまりこの先に部屋はない。
柘榴
三日月宗近
え、私この人と寝るの?この高身長イケメンと?鯰尾君ですら危ういのに今度はもっと危ないような…。あ、でも今回はレア太刀だから刀にさえ気をつければ安全?だったら大丈夫か。予備の布団を敷いてそこに寝てもらおうかな
柘榴
三日月宗近
部屋に招けば三日月は嬉しそうに笑った。顔面破壊力半端ない!心の中で叫びながら布団をもう一式出そうとしたが拒まれた。
三日月宗近
柘榴
三日月宗近
柘榴
三日月宗近