だから今日は奮発して世界一のシェフが料理を振舞ってくれる豪華な巨大船クルーズ旅行に参加した
さとし
今日で2年の記念日だな
あけみ
そうだね、沢山思い出作ってきたね笑
さとし
今日もいい思い出になるように、美味しいものいっぱい食べて楽しもうな
あけみ
うん!
かずき
って、おいそんな旅行に俺を誘うなよな笑
かずき
気まずいったらありゃしねーよ笑
さとし
いや、親友だから一緒に祝ってほしくてさ笑
あけみ
なんかごめんね笑
かずき
ま、しょーがないから祝ってやるよ!おいしいもの食べれるしな、、笑
そして、ある程度の食事も楽しみあけみともいい雰囲気になった時だった
少し天気が崩れ始め雨が降ってきて風も吹きはじめ、波も高くなってきた。
さとし
なんだか天気がどんどん悪くなっていくな、
あけみ
ほんとね、何事もなく帰れたらいいのだけど。
かずき
そんな事言うなってお二人さん!
かずき
無事に帰れるに決まってるだろ!
かずき
安心して楽しもーぜー!!
さとし
そうだな
あけみ
そうね
かずき
よっしゃ!あ、船の前の方に行ってみようぜ!!世界一のシェフが前にいたんだ!話ししにいこうぜ!
世界一のシェフ
おや、カップルと友達が一人でご予約されてた皆さまですね?今日は楽しめましたでしょうか??これからデザートを召し上がっていただきたいと思っています。とてもおいしいので是非堪能くださいませ。
世界一のシェフ
では皆さん!最後まで楽しんでお過ごしくださいませ!!
制御不能となってしまい動くことも出来ず流されてしまうという船長からのアナウンスが入った。
あけみ
ねー、どーするの!怖いよぉ、
さとし
大丈夫だ
かずき
ああ、なんとかなるって
ドゴォンッッッバリバリッッッッ雷が落ちる音がした。
さとし
どんどん天気も悪くなってきてる
かずき
波が凄いことになってるぞ
かずき
どんどん船が流されてる
あけみ
どーするの、ねぇ、このままじゃ流されちゃうよぉっ!!
でかい岩にぶつかってしまったみたいだ。そして船が大きく揺れ立っているのも難しいほどに振り回された。
さとし
痛たた、どこだここ??
さとし
おい、あけみ!かずき!起きろよ、大丈夫か??
かずき
いてて、おいおい何があったんだよ
あけみ
ぅう、みんな大丈夫だったの、?
さとし
ああ俺ら3人はとりあえず無事みたいだ。とりあえず少しこの島を歩いてみよう。
かずき
俺らの他にも誰か流されてるかもしれないからな
あけみ
私は少しここで体休めてるね?
さとし
分かった、できるだけすぐ戻るよ
そして、少し奥の方に歩いて行くとそこにはなんと自分達が乗っていた船の前の方の部分だけが流れ着いていた。
さとし
おいおい、なんで船が真っ二つに割れてんだよ
かずき
岩にぶつかった時じゃねーか?凄い衝撃だったのを覚えてるよ
さとし
船の周りに誰かいるかもしれない
かずき
ああ、見に行こう
さとし
大丈夫ですか!!?
乗組員A
ぅう、ここは??
乗組員B
いてて、、
世界一のシェフ
あ、あなたは船でお話しした、、
さとし
はい。どうやら流されてしまったみたいなんです。
かずき
おい、さとし。まだこの人達の他にも誰かいるかもしれないからとりあえずこの島を一周してみよう
さとし
わかった。
さとし
すいません皆さんここに帰ってくるのでここで休んでてください。
さとし
くそ、俺とあけみとかずきとあの3人以外にはいなかったか。
かずき
でも6人もいればまぁまぁだろ。
さとし
それもそうだな、よし、あけみを拾ってあの3人の所に戻ろう。
さとし
ここどこなんだろうな
世界一のシェフ
見る限りはなにもないただの島ですね。
乗組員B
救助とかすぐに来てくれたらいいんですけどね、
かずき
そんなこと言ってもどうしようもないだろ
あけみ
そうだよ。これからここにしばらく居なきゃいけないってなったらどうするのよ!
さとし
ほんとだな、食料とか、水とかどうしようか。
乗組員A
あ!船の前の方には食糧庫があります!!その中になにか入ってないか見てきます!
乗組員A
乗組員A
皆さーん!!中に食糧と水が7日分くらいは入ってます!!後、料理道具の予備が色々はいってました!!フライパン、油、鍋、お皿とか色々です!!
さとし
そんな偶然あるんだな、
かずき
あってよかったな、
さとし
でも、火とか必要じゃないか??
かずき
ばーか、俺が誰だか忘れたのか?俺はサバイバル検定2級だぞ?
さとし
そういえばそんな下らない資格持ってたな笑
あけみ
そんなことあるんだね笑
世界一のシェフ
私は料理でしたら、なんでも作れます。どんな食材でも扱える自身があります。
かずき
それは頼もしいですね
さとし
さすが世界一ですよ
世界一のシェフ
いえいえ。
そして救助を待ち続け7日間が経ってしまった。7日もあれば救助が来るだろうと思ってた俺たちは食糧なんて、気にもしないで使っていてとっくに底をついてしまった。
乗組員A
どうするんですか、これから!
乗組員B
救助が来るのが1カ月なんてなったら餓死して死んじゃいますよ!
さとし
そんな事言ったってしょーがねーだろ!ないもんはないんだから。
かずき
はいはい、喧嘩しねーの
あけみ
そうだよ、こんな時に喧嘩してもなんも起きやしないよ
世界一のシェフ
私、先日おっしゃったようになんでも作れます。なのでなにか食べれそうなもうな物を皆さんで探しに行きませんか??
さとし
いい考えだな、1人だとなにがあるか分かんないから2人1組で行こう
乗組員A
でも、ここの火は消さないからここに誰か残った方がよくないですか??
さとし
それもそうだ。なら3組に分かれよう。俺とかずきは食糧を探しに行く
世界一のシェフ
なら私もAくんと2人で探しに行くよ
乗組員A
わかりました!
あけみ
だったら私はBさんと火の番をしてるわ!!
さとし
わかった。なら今から日が暮れる前までに見つけに行こう。
かずき
日が沈むか沈まないかくらいになったらここに集合な、ここが俺らの拠点だ
全員
わかった。
さとし
おい、Bさん
さとし
あけみに何もするんじゃねーぞ
乗組員B
しませんよ!!ちゃんと火消さないようにしてますよ!
あけみ
ごめんね、心配性なのよ笑
さとし
なんもなかったな。
かずき
ぁあ、鳥とかいるけど捕まえようとしたら逃げちゃうしな
さとし
ま、とりあえず戻ろうぜ
かずき
そうだな。
あけみ
あ、2人とも!!
かずき
すまない何も見つけられなかった。
乗組員B
しょーがないですよ。
さとし
おい!なんもしてないだろうな!
乗組員B
してませんってー。。
あけみ
大丈夫よ、さとし!
さとし
ならいいけど。
さとし
それにしてもあの2人遅いな。
かずき
なにか見つけたのかもな
あけみ
あっ!!
そこには世界一のシェフが一人でこっちに歩いて来る姿が見えた。
さとし
おい!Aさんはどうしたんだ!
世界一のシェフ
はい、聞いてください。
世界一のシェフ
私たちは海の崖の方に行きました。そこで大きなイルカをみつけたんです。そのイルカはなぜか元気がなく、フラフラに泳いでいてAさんがあれなら捕まえれますよ!って言って海に入ったんです。そしたら。。
Aさんは海に入りイルカを捕まえようとしたが、急にイルカが暴れ始め尻尾で頭部を殴られ気絶したそうだ。
そしてシェフが助けに行こうとしたが強い波が来て、彼は海の下に沈んでしまったそうだ。
さとし
おい、それでAさんはどうしたんだよ!
世界一のシェフ
はい、潜って探してみたんですけど、どこにも姿がなくて。
さとし
そんなことあるのか??
かずき
しょーがねーだろ、ここで嘘なんかついてもなにもないだろ!
さとし
そうだな、分かった。
乗組員B
それでイルカはどうしたんですか??
世界一のシェフ
はい、一人でどうにか頑張り岩陰の方にとりあえず置いてます。大きすぎて1人では持って来られそうになかったので
さとし
なら手伝うから持ってこようぜ
世界一のシェフ
いや!大丈夫です!私がそこでイルカを調理して皆さんに料理を持って来るので待っててください!
さとし
なんでだよ、こっちに持ってきた方が楽だろ
世界一のシェフ
イルカの調理は少しグロテスクですし、匂いがきついのでここでするのはちょっと。
あけみ
そーいうの見たくなーい!
かずき
俺もクサイのは無理だ。
乗組員B
すいません。私も。
さとし
ならしょーがないか、よしシェフ!任せたぞ、待ってるからなー
世界一のシェフ
はい。お待ちくださいませ。
世界一のシェフ
皆さんお待たせしました
世界一のシェフ
こちらイルカの白焼きでございます。こちらのイルカの血と海水で作ったソースでお召し上がりください。
さとし
(うわ、ソースの見た目グロいな)
あけみ
え、これイルカなのー?
かずき
普通の肉みたいだな笑
乗組員B
いただきまーす!あ、おいしいです!!
さとし
(なんだか、怪しいんだよな、このシェフは。ま、いいか気のせいだろ)
さとし
すごくおいしいな!
かずき
うまい!!
世界一のシェフ
ありがとうございます。
そしてその日はみんなお腹がいっぱいになり休むことになった。
その次の日起きるとBさんとかずきとシェフがいなくなっていた
さとし
おい!あけみ!
あけみ
なーに??
さとし
3人いない!
あけみ
散歩でもしてるんじゃない??
さとし
あ、そうだな、別に先に起きて食料探してくれてるかもしれないな
あけみ
そうだよ、だから待っておこう??
さとし
わかった
世界一のシェフ
昨日の残りのイルカです、
世界一のシェフ
お召し上がりください。
さとし
ちょっと待て!あの2人は??
世界一のシェフ
はて?私は1人で調理をしていたので。
さとし
本当か??
世界一のシェフ
はい。
さとし
ならイルカを調理するとこを見に行くぞ
世界一のシェフ
匂いと見た目がきついですのでやめたほうがいいですよ。精神的に参りますよ。
さとし
大丈夫だ、おい、あけみ一緒に行くぞ
あけみ
う、うん。
さとし
あ、あいつ。イルカなんて言って俺たちに人間を食わせてやがったのか。お、オエッッ
あけみ
気持ち悪い。ゴホッゴホッ
さとし
あいつずっと嘘ついてたのか、イルカの調理はグロテスクだの、匂いがきついだの、人間捌いてたらそりゃそうだろうな。なにが世界一だよ、あんなやつ世界一でもなんでもねぇ。ふざけやがって、、、絶対に許さねぇ、ぶっ飛ばしてやる。
あけみ
さとし!!!大丈夫!?ねー、こっちに来ないで。助けて、
あけみ
助けて、包丁こっちに向けないでお願い。
あけみ
せっかくの2年記念旅行だったのに。
世界一のシェフ
おめでとうございます。
世界一のシェフ
これからは2人仲良くずっと同じ場所にいれますね。アハハッ
世界一のシェフ
私はなんでも調理できるのですよ。なんてたって世界一のシェフですから。
世界一のシェフ
なんでもですよ
世界一のシェフ
それが例え人間でもね
世界一のシェフ
ふふふふふふふふふふ
世界一のシェフ
アーハッハッハッハ
初めて書いたので、すごく文書が変なとこやストーリーがおかしいところもあってすいません
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