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世界最弱の男が世界最強の魔王になる

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世界最弱の男が世界最強の魔王になる

1 - 世界最弱の男が世界最強の魔王になる

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2022年08月12日

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望めば魔王になれる時代 僕はそんな時代に生まれて それが当たり前だった。

僕はそんな時代に反対だし、 僕は知らないけど前の時代のほうが良かったと思う。

えっ。なんで反対だって? だって望めば魔王になれるのだよ。 必死になって魔王になった人に失礼じゃないか。

だから僕は魔王にならない

ーそう思っていたー

ブランチ

よお。マレアくん。凡人マレアくぅん。

こんなふうに毎朝、声をかけられるのが日常。

マレア

おはよう。ブランチくん

ブランチ

なぁ、知ってるか?今日は1億年に一度起こる天災級の災害が起こる日らしいぜ。ま、俺は魔王だから余裕か。

マレア

そう、なんだね。怖いね。

ブランチ

そうだろうな。お前、世界最弱だからな。あはは!

僕は世界で唯一魔力が0の 世界最弱だ。

ヴィラ先生

はい。朝のホームルームを始めます。

ノノ

ホームルーム……あの話かしら。

クラス全体

ざわざわ

ヴィラ先生

今日は1億年に一度起こると言われる、天災級の災害が起こると予言されている日です。

ノノ

やっぱりそうだよね。

マレア

取り…消せないよね。

クラス全体

ただでさえよく当たるっていう占い師が……

1億年前に予言……したんだから。

ヴィラ先生

今日は唯一、みんなが望んでも魔王になれない日です。
みんな、気をつけて今日一日過ごしてください。

ヴィラ先生

あっ。でも世界に一人だけ、魔王になれるといいます。

ノノ

私がいい…

クラス全体

いや。俺だ。
私よ!
ルルちゃんだよ!

ルル

そんな。私じゃないよぉ

アアサ

猫かぶり野郎じゃないよ。

ルル

何よ!あんた!

アアサ

何よはこっちのセリフよ

ルル

みんなぁ。こんなプンプン女よりぃ私のほうが魔王になれる確率高いよねぇ。

クラス全体

そーそ。
ルルちゃん可愛いから、神様もお認めになるよね。
アアサ調子乗りすぎ。ブサイクが

アアサ

な、なによ!

ルル

何よはこっちのセリフぅ あはは!

クラス全体

ぷぷ
言い返せれてヤンの。
バーカ
ブスブス!

アアサ

うう。

マレア

大丈夫?

アアサ

大丈夫で済むと思う?
馬鹿なの!

そんな中、アアサともう一人怯えている人がいた。

ノノ

うう…

ノノだった。

ヴィラ先生

みんな!静かにし……

先生がそう言いかけたときだった

空が赤に染まっていき、 魔物が降りてきた。

僕をじっと見ながら。

ヴィラ先生

みんな!戦闘準備!

ノノ

剣……嫌だ。

ルル

私ぃ戦いたくないなぁ。アハトォ、代わりに戦ってよぉ
お・ね・が・い

ルルは自分の彼氏でクラスのリーダーのアハトに助けを求めた

アハト

君だけ戦わないのはだめだよ。
ねぇ。みんな協力して戦おう。
あっ。マレアくんはいいよ。

ルル

えぇ。マレアとかいうやつだけが戦わないのはずるぅい

アアサ

仕方ないじゃない。彼…

魔力、一滴もないんだから。

マレア

うっ。

マレア

強くなりたい。

アリス

なりなよ。

マレア

なれない。

アリス

なんで?

マレア

なれないものは
なれない

アリス

そっか。それじゃ仕方ないね

マレア

仕方ないで終わる?

アリス

終わるよ。

マレア

人の努力を仕方ないで終われる?

アリス

終われる。

マレア

そっか。あなたは冷たい人なんだ。

アリス

そうだよ。゛他人゛には。

マレア

誰だって冷たい心は持ってる?

アリス

持ってるよ。私だって持ってる。

マレア

あなたは誰?

アリス

アリス。

マレア

あなたは何?

アリス

それはわからない。

アリス

ほら、早く行きなよ。

仲間が待ってる。

ブランチ

おい!魔物のヤローこっちに来る。

マレア

そうだね。

ルル

あぁ。こっち来るぅ怖〜い。アハトォ助けてぇ。

アハト

もちろんだよ。君は可愛いから。

ルル

もー。アハトォ。照れるよぉ

アアサ

こんな時までイチャイチャするな。

ルル

あぁ!?黙っとけ。イチャイチャしてるって勝手に決めてんじゃねぇ。

アアサ

ひぃ。

アハト

………

クラス全体

ルルちゃんは天使。
アハトより俺のほうがイケメンなのになんでアハト何だよぉ
それに比べて、アアサはブス。

アアサ

うぅ。

マレア

(彼女、気が強い割にはすぐに泣き出すな。過去になにかあったのだろうか)

ノノ

(アアサさんみたいにはなりたくない。だって…)

二日前

マレア

アハトさん。

アハト

どうしたんだい?マレアくん。

マレア

あんま好きでもない女の子に好きっぽくしてもだめだよ。

アハト

ど、どういうこと?

マレア

そのままの意味。
勘違いされても困るでしょ。

アハト

なんで?

マレア

ずっと気になってたんだ。君がルルさんのこと
「君」と呼んでいたこと。

アハト

うっ

マレア

ホントのこと、全部話してくれる?

アハト

わかった。正直に話すよ。

マレア

ちゃんと聞いてる。

アハト

一ヶ月前。帰ろうとしていたら、あの子に呼ばれた。名前も呼んだことなかったから緊張して、そしたらあの子廊下で急に、 
「好きではないけど付き合ってください」って言われた。

マレア

好きではないけど…付き合え?

アハト

うん。なんでって聞いたらは、守ってほしいって言われた。
なんで守ってほしいのかって聞いたらいじめられてるからって答えた。いじめていたのは彼女ではなくアアサさんだったんだ。

マレア

それほんと?

アハト

彼女がそう言うから本当なんだ。

マレア

ふ~ん

マレア

覚えておくよ。ごめんね。最弱が質問して。

アハト

いや。いいんだ。気にしないでくれ。

ルル

アハトォ。来たよぉ。

アハト

あぁ。今行く。

アハト

みんな!来るよ。

魔物

ぐぁ。

アアサ

あ!魔物、マレアに向かってる

アハト

本当だ!マレアくんを守ろう

ブランチ

大丈夫だ。マレア。俺が守る!

ヴィラ先生

マレアくん!

5分後クラスは僕を抜いて全滅した

マレア

あぁ。どうしよう!

アキ

ねぇ、知ってた?アアサってあの世界最弱が好きらしいよ。

ニニ

そうなの?最弱が好きなの?

アキ

そうだ。奪ってやろうよ。

ニニ

いいね。誰が奪う?ルルとか。

ルル

えぇ。私もういるし。彼氏。

アキ

別に好きじゃないんでしょ。

ルル

そうだけど。でも、私の彼氏は私を守ってくれる設定だから。あいつじゃだめ。弱いもん

アキ

アハ!確かに!

ルル

強くなったら奪うんだけどな。

ニニ

私はいいわ。アキは?

アキ

無理!私には本命の彼氏がいるもの。

ニニ

じゃ、ルルしかないんじゃない?

ルル

無理ぃ

ヴィラ先生

何を話しているのですか?
もう授業始まりますよ。
ただでさえ次の授業は、保護者さんが来るのだから。

ルル

はぁい

アアサ

あっ。

ルル

……行こ!アキ。ニニ。

ルル

(一言言ってやりたかったぁ)

アキ

うん!

ニニ

先生。私達急ぎますので。

ヴィラ先生

はぁい

マレア

あ、あわわわわ

ルル

あん、た。許さない。

マレア

えっ。

ルル

あんたが、戦ってたら、私、こんなボロボロになってなかった。

マレア

でも、ぼく何もできないし…
足手まといになっただけだよ…

ルル

殴るぐらい!できたでしょ!

マレア

ひぃ…ごめんなさい

アリス

仕方ないなぁ助けてやるよ

マレア

へぅ?

そんな声が聞こえた。 聞こえた瞬間目の前が光って美少女が現れた。

アリス

ふっ。

美少女は上に手をのばして魔物に向かって振り落とした。 そしたら魔物が一斉に倒れた。

マレア

あえ…あええええぇ…

アリス

大丈夫かい?

マレア

コクン

アリス

そっちの女の子も

ルル

え、ええ。

アリス

よかったよ。

ルル

………あ!アキ!ニニ!

と言ってルルさんが走り出した。

アキ

ルル!!

ニニ

良かった。無事?

ルル

無事じゃないよ!そこの最弱が戦わないから私、大怪我なのぉ〜

アキ

ニニ

あ、あぁ。

マレア

えっ?なになに。何なんだよぉ!

アキ

いや。なんでも。

ニニ

そうよね〜

アリス

ほら。女子3人。いまから大事なお話するから出ていってくれるかな?

ルル

えっ。こわーい

アキ

魔王様と最弱が会話!?

ニニ

ある意味見てみたぁい

マレア

えっ。あなた魔王なの?

アリス

そ〜よ。

ルル

わっかりましたぁ

アキ

何分ぐらいで終わるぅ?

ニニ

何分でもいいじゃない。

とてとてとて

マレア

い、いかないでよぉ

アリス

アハ。ごめんねぇ君だけ、残ってほしかったから。

マレア

で、なんでますか?

アリス

君は魔王になれます。

マレア

え?

アリス

いまです。

マレア

へう?

アリス

なりますか?
余談ですが、魔物が一匹復活しそうになってます。覚醒して。
今の君じゃ、あの魔物はさ倒せない。そこでだ。魔王になったら一発。
どうですか?今ならなんと魔王になる儀式が3時間から3分に値下げ!の代わり、君の感情が無くなるよ

マレア

最後ぉ

アリス

仕方ないんだよ。魔王になるには魔王担当の神に一つ何かを差し出さないといけないんだよ。私なんて命だよ。感情のほうがマシさ。

マレア

待って!あなた、命差し出したのに命あんのなんで?

アリス

魔王になるとその証拠として命が一つもらえんの

マレア

えぇ

次回予告

クラスの人たちを助けるために魔王になることを決意したマレア。 でもなったその後が一番大変で…

アリス

4か月後(変更の場合あり)に2巻連載!

ノノ

出来方次第で連載日が変わるけど

マレア

次巻も読んでください

クラス全体

読んでください。

ヴィラ先生

連載日が変わったらお知らせします。

あとがき

はじめまして。異世界です。「世界最弱の男が世界最強の魔王になる」一巻は楽しんでいただけましたでしょうか。8シーンにわたる大変長い一巻でしたが次巻は短くしようと思っておりますのでぜひ読んでくだいではまた、次巻で。

クラス全体

読んでくれてありがとうございました。
また読んでね。
待ってるよぉ〜

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