最近、ずっとこさめが来てくれている。

ありがたいけども、それと同時に 『苦しい』気がする。

〜こさめ視点〜

あの日から（前話推奨）しばらく経っちゃったけど やっと絶好のカマ掛けチャンス！

あの日から少しずつ活動が活発化してっているため、 らんくんも忙しいらしく、 カマかけチャンスがなかったのだ。

そう心の中でつぶやく。

まぁ結局、やることは簡単だ。

ｶﾞｯﾀｧｧｯﾝ

自分の手からわざと掃除機を手放す。

〜数時間後〜

夜ご飯作り中……

いきなり大声を出してみる。

実験結果はこの通り。

あまりにも苦しそうな顔をしている。

これはチャンスだ。いける。

〜LAN視点〜

こさめが、無理をしている。

そう思った。

今日は、あまりにも失敗が多い。

普段やらないようなミスをやり続けている。

これは、疲れている証拠だ。

じゃあ、何故そうなった？

こさめが作ってくれた、美味しいはずの ハンバーグの味がしない。

ほんとにこさめは感がいい。

あまりにも酷い言い方に大声を出してしまう。

言葉が聞こえてないかのように、こさめが話を続ける。

今までで一番言われたくなかった言葉。

「嫌い」

「嫌いで信用できない」

震えて言葉がうまく出てこない。