楓華
どうしたん?不安そうな顔して。
梨乃
お母さんが…
梨乃
お父さんが。
梨乃
探してる。
楓華
梨乃を?
梨乃
うん。
楓華
今?
梨乃
そう。
楓華
なんで分かるの?
梨乃
気配。
何となくそう感じるの。
何となくそう感じるの。
楓華
そっか。
梨乃
私さ、ここに居ても楓華が迷惑なだけだと思う。
楓華
私はそんなふうに思った事ない。
それに、家に戻るとまた同じ事なるよ?
それに、家に戻るとまた同じ事なるよ?
梨乃
あのさ、もう限界なんだ。
梨乃
生きる事が
楓華
梨乃…?
梨乃
ちょっとさ、着いてきてくれない?
楓華と最後に行きたい所がある。
楓華と最後に行きたい所がある。
楓華
最後?それってどういう事?
梨乃
当たり前じゃん。
首吊って死ぬの。
良いからきて?
首吊って死ぬの。
良いからきて?
楓華
あのさ、もうそういう事言うの辞めてくれる?
私、梨乃のそういう所正直嫌い。
私、梨乃のそういう所正直嫌い。
梨乃
そうなんだ。
嫌いなんだ。
大っ嫌いなんだ。
殺したい程嫌いなんだね。
嫌いなんだ。
大っ嫌いなんだ。
殺したい程嫌いなんだね。
楓華
そこ迄言ってないよね?
梨乃
ううん、言ってないとか言ってるとかそういうの良いの。
梨乃
取り敢えず来てくれない?
山に。
山に。
楓華
自殺とか首吊って死ぬとか悪いけど御免だから。
梨乃
まぁ、良いのいいの。
そう言って梨乃は私の手をグイグイ引っ張った。
自殺とか嫌だから。






