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あの告白から休みを挟んでその翌日、千夏はいつも通り1人で学校に行っていた。

瀬田川千夏

花澤花恋

ちなっちゃんおはよ〜。

瀬田川千夏

花恋、おはよ。

鬼灯明那

千夏ちゃ〜ん!おはよ〜!

瀬田川千夏

お、明那もおはよう。

花澤花恋

相変わらず2人は仲良しですなぁ…って今日私日直だった…日誌取ってくる!

花恋は猛ダッシュで職員室に向かった。

鬼灯明那

あはは…花恋ちゃん本当に変わってるところがあるね〜。

瀬田川千夏

あいつずっと前からあんな感じだぜ?

鬼灯明那

(私と付き合い始めてから千夏ちゃん、私の前だけで男の子っぽい口調で喋ってる…ちょっと得したきぶん♡)

瀬田川千夏

どうした?行くぞ?

千夏は教室に向かって歩き始めたが、程なくして忘れ物をしたかのように明那の方へと戻り、

瀬田川千夏

今日も好きだよ…明那(ボソッ)

と告げて教室に向かって行った。

鬼灯明那

(…や……やばい…千夏ちゃんに好きって言われるの…破壊力がレベチすぎる……)

花澤花恋

あきちゃーん?どした〜?でぇじょぶか〜?

鬼灯明那

え?あ〜ごめん!大丈夫だよ私は!

花澤花恋

この感じは…この休みの間で何かあったな?

鬼灯明那

ギクッ

鬼灯明那

はい…惚気話聞いてもらえるかな?今ここで。

花澤花恋

この私がどんな話でも聞いてあげようぞ!惚気話と聞こえた気がせんでもないけど。

鬼灯明那

実はね…この間強く雨が降った時に私の家の方向に走る電車が動かなくなっちゃって…それで千夏ちゃんの家に泊めてもらって…寝る時に…勢いで告白したら……

花澤花恋

うむうむ

鬼灯明那

お付き合いすることになりましたァ♡

花澤花恋

なんか状況にツッコミを入れたい気持ちだが今は2人のことをお祝いしよう!

川添靖子

2人とも何やってるんですか?もう予鈴がなってますよ?

鬼灯明那

あ、川添先生、すみません💦

花澤花恋

すいませんこやつの惚気話聞いてたらこんな時間に…

鬼灯明那

私が悪いのこれ!?

花澤花恋

まぁまぁ、これは私も悪いが話したあきちゃんも悪い。これは二郎系ラーメン私の奢りで許してちょ☆

鬼灯明那

いや別にそこまで言ってないしなぜ二郎系?

花澤花恋

私は今、非常に二郎系ラーメンが食べたい気分なのだよ!

鬼灯明那

な…なるほど?とりあえず教室行こっか。

花澤花恋

せやね〜

2人は早足で教室へ向かった。

時を飛ばして放課後、千夏は明那とどこかに行こうと話をしていた。

瀬田川千夏

な〜明那〜。

鬼灯明那

どうしたの?

瀬田川千夏

今日さ…一緒に街の方に行かない?

鬼灯明那

お、いいね〜。放課後デートってやつだ!

瀬田川千夏

なんか恥ずかしいな…とりあえず行こっか。

鬼灯明那

うん!行こー!

花澤花恋

2人はお似合いのカップルですなぁ〜。眼福眼福

河森佳奈

花恋ちゃん…あんたおじさんみたいだよ?

花澤花恋

これが私の平常運転なのだよ。

河森佳奈

き…君って変わってるね…

鷹村綾華

……( ー̀ н ー́ )

松原ひまり

綾華ちゃん、どうしたの?そんなに不貞腐れて。

鷹村綾華

な…なんでもない…

松原ひまり

そう?

瀬田川千夏

なんか…恋人同士として出かけるのは…初めてだな。

鬼灯明那

なんか…すごいドキドキするね。

瀬田川千夏

どこか行きたいとこない?

鬼灯明那

実はこの近くにパンケーキがすごい美味しいお店があるの!そこに行かない?

瀬田川千夏

へ〜。行ってみるか。

御宅田仁

いやー、ナンパしに繁華街まで来たけど、可愛い子がいねぇなぁ…

吉田瑛太

それな〜…

佐野湊

本当にいねぇなぁ…

野村晴翔

君たちさぁ…ナンパしても意味ないって…

御宅田仁

そんなこと言うなよォ…ってあの子見ろよ。

吉田瑛太

お!めちゃ可愛い!しかももう1人もめっちゃ可愛い!

佐野湊

片方胸デケェ…

野村晴翔

あ〜ダメだこいつら…早く何とかしないとぉ…

仁達は千夏と明那の方向に向かって猛ダッシュした。

御宅田仁

ねぇねぇそこのお姉さんたち〜。

鬼灯明那

わ…私たち…ですか?

瀬田川千夏

……(?こいつら…)

吉田瑛太

君たち可愛いねぇ〜。良かったら俺たちとお茶しない?

佐野湊

絶対楽しいからさぁ!

鬼灯明那

あ…あの…困ります……

瀬田川千夏

……

鬼灯明那

(助けて…千夏ちゃん……!)

瀬田川千夏

あのさ…

御宅田仁

ん?

吉田瑛太

え?

野村晴翔

(ん?あの喋り方…)

瀬田川千夏

俺たち今デート中なんだよ。だから邪魔しないでくれる?あと、その汚い手で俺の恋人に触れないでくれ。頼むから。行くぞ、明那。

鬼灯明那

う、うん……

千夏は明那の手をギュッと握ってその場から離れた。

御宅田仁

す…すげぇ…あいつ

吉田瑛太

俺さ…あの喋り方誰かに似てると思うんだよな……

佐野湊

な。なんか千夏そっくりだったよな。

野村晴翔

(千夏そっくりじゃなくて…多分本人だな……)

瀬田川千夏

明那が言ってたカフェってここだろ?

鬼灯明那

う…うん……///

瀬田川千夏

どうした?

鬼灯明那

千夏ちゃん……その……手……

瀬田川千夏

あ。ご…ごめん///

鬼灯明那

いや…気にしないでいいよ!私は平気だから!

鬼灯明那

(なんか千夏ちゃん……すごくかっこよかったなぁ……)

瀬田川千夏

と、とりあえず!中入るぞ!

鬼灯明那

千夏ちゃん、ちょっとこっち向いて?

瀬田川千夏

ん?

鬼灯明那

チュッ♡

瀬田川千夏

!?

鬼灯明那

かっこよかったよ♡千夏ちゃん♡

瀬田川千夏

うぐっ…は…早く入るぞ!///

鬼灯明那

ふふっ、可愛い♡

2人はカフェの中に入っていった。

鬼灯明那

ありがとうね、千夏ちゃん…

瀬田川千夏

別に気にしなくていいよ。俺は明那のことを思ってやっただけだからさ。

鬼灯明那

そんなこと言うの反則だよォ…///

瀬田川千夏

正直に言っただけだからな?ていうか、パンケーキ食べるんじゃなかったのか?

鬼灯明那

あ、そうだった!このパンケーキにしようかな〜。

瀬田川千夏

じゃあ俺はコーヒーでいいかな。

千夏は店員さんを呼んで注文を進めた。そして数分後に頼んだものが来た。

鬼灯明那

わァァ…美味しそ〜!!

瀬田川千夏

だね。

鬼灯明那

千夏ちゃんも食べる?

瀬田川千夏

俺はいいよ…それは明那のでしょ?

鬼灯明那

ここのパンケーキの美味しさは千夏ちゃんにも共有したいレベルなの!

瀬田川千夏

そ、そうなの?じゃあ…お言葉に甘えて…

千夏はパンケーキを一口食べた。すると口の中にフワッとした完食と優しい甘さが千夏の口の中を満たした。

瀬田川千夏

お…おいひぃ…

鬼灯明那

でしょ!?だから言ったでしょ?ここのパンケーキは美味しいって!

瀬田川千夏

だね…

鬼灯明那

どうしたの?

瀬田川千夏

いや…もし今日みたいなことがこれから先もずっと出来たら…どんな感じなのかなって思っちゃってさ…

鬼灯明那

!?!?

鬼灯明那

//////

瀬田川千夏

どうしたの?

鬼灯明那

いや…なんでもない…ない…///

瀬田川千夏

??

鬼灯明那

(無意識で言ってるのかな……///でもこれから先って言ってるあたり私の事本当に大事に思ってるみたいで……嬉しい♡)

鬼灯明那

ていうか千夏ちゃん。

瀬田川千夏

ん?

鬼灯明那

今の、間接キスだよね…?♡

瀬田川千夏

はっ!?///

瀬田川千夏

/////////

鬼灯明那

ふふっ♡可愛いなぁ♡

瀬田川千夏

俺をからかってそんなに楽しいかよ…///

鬼灯明那

楽し〜よ〜?だって私の彼女だし♡

瀬田川千夏

俺から見ても彼女だし…明那から見ても彼女…なんかややこしいな……

鬼灯明那

あはは!確かに!

瀬田川千夏

とりあえず、そろそろ出るか。

鬼灯明那

だね!

2人は会計を済ませて店を出た。

鬼灯明那

今日はありがと!楽しかったよー!!

瀬田川千夏

うん。あ、そうだ明那!

鬼灯明那

ん?何?

瀬田川千夏

ちょっと目を瞑ってもらえるかな?

鬼灯明那

わかったよ〜。

明那は千夏の言う通りに目を瞑った。

瀬田川千夏

チュッ♡

鬼灯明那

!?

瀬田川千夏

また明日な!

千夏は明那の唇にキスをして改札へと走っていった。

鬼灯明那

…………//////

鬼灯明那

(顔が……熱い……///)

ある日突然女になって……

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