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空を舞う飛行機の中、
機内には静かな寝息が室内に響いていた
私の心情とは裏腹に室内には穏やかな空気が流れ込んでいた
耳元に着けているインカムからは
時折、ザーッという音が流れ込んでくる
多分リオが起きているということを伝えるためにしているのだろう
情報が少なすぎる上に隣にいるレオも眠ってしまった
だからこの状況ではリオの存在が有難かった
....
離陸してから2時間後、
"その時"は突然やってきた
ファーストクラスに2人のCAが入ってきた
私はサッと目を閉じ、2人の気配を探る
2人が音を殺してファーストクラスの前方へとゆっくり歩いていく
私の耳には微かに2人の移動する音、そして呼吸の音が聞こえていた
完全に音は消せていないものの、行動が素人ではない
椛
これは...
まずいな...
中間に座っている私の席からメンバーがいる所まで4席分ほどある
移動するなら今だ...
私はゆっくりと目を開け、音を立てないように気をつけながら席を立ち
姿勢を低くして動き出した
______________.
ー to be continue ー
コメント
49件
お願い…成功して…
主さん体調気をつけてくださいね! こんなに面白い物語を作ってくれてありがとうございます