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友達A

おう!見ろよ、コウセイ、今日も彼氏来てんぞ!

友達B

毎日ご苦労さまだねぇ。愛されてるゥ!

コウセイ

はいはいうるせーよ!

コウセイ

……たく、よぉ

コウセイ

(やっぱ、付き合ってるって思っちまう)

コウセイ

(レインはそんな事思ってなさそうなのに、な)

放課後、レインは俺の家に遊びに来た

コウセイ

これが小学校の時のオレ

レイン

このときのコウセイ、かわいいね

コウセイ

だろ~~?

普通にベッドと机しかないオレの部屋で

座るのは、その、ベッドの上だ

コウセイ

(友達の距離ってどんなだっけ)

コウセイ

(おちつけ、おちつけ)

足が触れていた

コウセイ

(うわ~~~ えっ? 近い近いちかい!)

コウセイ

(でも、変に離れるのもおかしい、よな?)

レイン

コウセイ

コウセイ

なに?

するり、とレインの手が足にのった

背筋がぞくぞくと震えて、身体に甘い痺れがはしる

そんな風に触られてると感じてしまった

そういう事をする合図、みたいな

コウセイ

(ひっ、何?なになになに!?)

レイン

大丈夫?

コウセイ

(なにが?なんの話ししてるんだ?つか、オレ今なにしてたんだっけ?)

レイン

ねぇ

レインが顔を覗き込んでくる

コウセイ

(くそっ、改めて見るとやっぱりオレの好みなんだよ、こいつっ)

レイン

コウセイ

コウセイ

(まってまってまって)

太ももにのった手が、膝に伸びていく

なんだかレインに脱がされているような気がして

おもわず太ももに力が入った

コウセイ

あっ……

へんな声が出てしまう

それがすごく恥ずかしくて、全身がガチガチに固まった

レイン

あ、ごめん

レイン

嫌だった?

コウセイ

全然、嫌じゃない。レインにされるならなんだって、オレ

パンクした頭は、思っている事全部を吐き出していく

自分でも、何言ってるかわかんないんだ

レイン

コウセイ

えっ

レイン

足、大丈夫かなって

レイン

触って、身体固くなっちゃったから

レイン

痛かったら、ごめんねって

コウセイ

あっ…そういう?

コウセイ

大丈夫!大丈夫!!

レイン

ほんと?

ほっとしたレインの顔を見てオレは我に返った

足が治ったら、レインとはどうなるんだろう

だから、オレはまた嘘をついてしまう

コウセイ

違う違う!大丈夫じゃない!

オレはほんとクズで意気地無しだ

レイン

ほんと?

でもレインが安心したように笑うから

この曖昧な状態に甘えてしまう

コウセイ

ほんと!だから……

コウセイ

もうしばらく一緒にいてくれよ

レイン

うん。そうする

コウセイ

(……告白って、どうしたらいいんだろう)

コウセイ

(このままでいいのかも、な)

レイン

ねぇ、コウセイ

コウセイ

ん?なんだ

レイン

もうしばらくじゃなくて

コウセイ

えっ?

レイン

僕はもっとずっとコウセイと一緒にいたいんだけど

レイン

だめ?

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