コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
彩未
憩
彩未
憩
彩未
彩未
憩
ごっこ、そう聞いたらおままごとだとかそういうものを思い浮かべるだろう。
でも私たちのごっこは違う。
カレカノごっこだ。
翌日 学校
まな
彩未
まな
彩未
まな
彩未
彩未
まな
彩未
まな
彩未
まな
彩未
彩未
まな
彩未
全授業終了
憩
彩未
私も正直、この状況はすごく焦れったい。
たまに私は本当のカップルだと思って接することがあるが、違うと気付くとすぐに冷めてしまう。
だから…、早く付き合ってしまいたい。
でも自分から言う勇気もない。
憩
彩未
憩
彩未
憩
彩未
彩未
憩
彩未
憩
二人肩を並べて歩く。
信号が黄色から赤に変わり、私たちは横断歩道の前で止まる。
長いの沈黙が訪れる。
憩
ぱっと信号が青に変わる。
彩未
私たちは同時に歩きだす。
憩
憩が私の手を取る。
彩未
私はその瞬間に手を離した。
憩
彩未
そう、
憩
私たちはごっこだから。
手は、握らない。
彩未
憩
また長い沈黙。
そして、私は痺れを切らせた。
彩未
憩
彩未
憩
彩未
ついに口に出してしまった。
憩は黙ったままだ。
私と憩は立ち止まる。
これはやってしまった…、と私は心の中で頭を抱える。
憩
彩未
憩
彩未
憩
?
憩
彩未
憩
彩未
憩
彩未
憩
そうだったの!?
これは私が1年も勘違いしてたわけで…
彩未
憩
今度は憩が頭を抱えた。
憩
彩未
憩
憩がすぅーーっと息を吸う。
憩
真っ直ぐな視線。
憩
目を合わせられない。
憩
憩が少し膝を曲げる。 私の顔を両手ではさみ、顔を近づける。 あと少しで顔と顔が触れてしまうくらいに。
胸が高なった。
憩
私は憩に目を合わせた。
綺麗な茶色をしていた。
憩
彩未
また憩がすぅーーっと息を吸う。
憩
憩
どきん、と胸が音を立ててなった。
嬉しくて。でも_______
彩未
私は半分満面の、半分意地悪な笑みで言った。
憩
憩は半分満面の、半分仕方なさそうな笑みで言った。
憩
「付き合ってください」
彩未
私はにっこり笑った。
憩
憩もにっこり笑った。
憩
彩未
そう言うと憩は、私の手を取った。
もう、躊躇う必要はない。
私はその大きくてたくましい手をしっかりと握り返した。