赤side
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一気に声色が変わったころちゃんにもう一度るぅとくんが言う
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青
黄
るぅとくんがそう言えばころちゃんは納得した表情を見せる
黄
赤
あの人達が来てから、いっさい授業に出なくなった
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そう。生徒会の人は授業に出なくてもいい。というのがある
黄
ころちゃんの口から煙草を取り上げて首根っこを掴むとズルズルと引きずっていく
それについて行き、久しぶりの2年のフロアを到着した
黄
引きずられていたころちゃんを立たせて埃のついた服をはたいていくるぅとくんの姿はまるでお母さんの様
ころちゃんはころちゃんで嫌がることもなく、腕を軽く上げて大人しく埃を取りやするしている
口では「嫌だー」だの「行きたくなーい」だのと喚いている
そんな2人を横目にドアに手をかけて控えめに開ける
もう数人の生徒たちが登校していて俺たちに向ける視線が痛い
少し早歩きに自分の席に着くと2人も着いてきて各席に鞄を置くと、いつものようにころちゃんは後ろ向きで椅子に座り、るぅとくんは横向きで座って話していく
教室に入ってしまえばころちゃんは喚くこともなく普通に会話を広げている
それはチャイムがなるまで続き、楽しい時間となった
みんなが席に着いた頃ガラッと勢いよく開かれ、その先には理事長で
みんなが困惑していた
理事長
その瞬間生徒のほとんどが目を丸くして食いついた
モブども
モブども
理事長
理事長
理事長
とあっさりと消えていく理事長に小さくため息をついた
次々と引かれていく箱を見つめて誰も引かなくなった時に3人で立ち上がって箱に近づいていく
箱に手を入れて1枚の四つ折りにされた紙を取って少し離れた所で開いた
赤
2人を見ると眉間に皺を寄せている
俺は何も言わずに机を持って指定された席に行った
椅子に腰掛けるとタイミング良く前の席の人も椅子に座った
その人は予想していた1人で
紫
赤
紫
赤
赤
赤
紫
赤
紫
赤
これ以上話す気もなくて、頬杖をついて窓の外を見るが、ムラサキは話すことをやめない
紫
暫くしてから、その言葉だけが頭に入ってきた
赤
紫
赤
紫
全てを、見透かしている様な眼差し
赤
赤
紫
紫
赤
その時、授業を知らせるチャイムが鳴った
「話はまた後で」とあっさり前を向くムラサキはやはり何処か理事長に似ていた
赤side
何度目か分からない氷の様な空気
あれから何日か経って生徒会に仮入部した3人
どちらも口を出すことはなくただ無言な時間が続いていた
この空気に全然慣れなくて屋上が俺の居場所と化している
特にやばいのはころちゃんで、今にも暴れ出していまいそうになっている
赤
赤
橙
赤
橙
赤
橙
と身を震わせて腕をさすさすしている
赤
隣に座るジェルくんに問いかける
橙
赤
そこからは沈黙が続いて、なんともいえない空気となった
赤
こんな空気も嫌で、ボソッと呟くとジェルくんはピクっと指を動かしただけで動かなくなった
少しの間をあけてからゆっくりと口が開かれて
橙
赤
橙
コメント
8件
最高でした😭👏✨ぶくしつです✨
続きがとても気になります! いやもう毎回いい所で止めるので、、、、 続き待ってます!
久しぶりに200に出来たっ✨ 今回も最高すぎましたっ‼️